イノ・ウエの独り言 
井ノ上が日頃”椅子張り職人”として感じたこと

2019年 9月 30日
京都伝統工芸大学校にて椅子張りワークショップ開講
9月30日(月)に京都伝統工芸大学校 木工専攻特殊講義「椅子張りワークショップ」の講師として参加しました。
講師は有限会社 AZUMAから井ノ上浩二と工場長 岡田智樹の2人で務めさせていただきました。
90分授業のコマを2コマご用意頂きました。
■前半の1コマ:椅子張りについての説明とダイニングチェア座面の椅子張り実演
■後半の1コマ:ダイニングチェア座面を想定したのべ張りを体験

■前半の1コマ:椅子張りについての説明とダイニングチェア座面の椅子張り実演
・対象:1年生、2年生、3年生、4年生
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椅子張りの資料を用意し、資料を見ながら椅子張りを5つの工程に分けて説明。
ダイニングチェア座面を想定したのべ張りの体験では、合板にウレタンを貼り合わせ、生地を張り込みます。
座り心地の違いを体感してもらいたいと、実演では座面板の中をくり抜いたところに座面板2枚に、それぞれ力布とウェービングテープを張り、ウレタンフォームを貼り合わせ、布地を張り込みました。
体験は3年生と4年生のみのため、この時に1、2年生の中でウェービングテープを張り込む作業を希望者2名に体験してもらいました。


■後半の1コマ:ダイニングチェア座面を想定したのべ張りを体験
・対象:3年生、4年生
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前半の1コマで見た通りに、後半の1コマは実際にのべ張りを体験してもらいました。
すべて手道具を意識し、接着剤は刷毛塗り、ステープルはハンドタッカーを使用しました。
マグネットハンマーと3分釘を使っての張り込みも希望者が体験。

まずは、下ごしらえ作業。
チップウレタンの型取り、カット、そして、座面板への接着。
次に、仕上げ用ウレタンの型取り、カット、座面への接着。

ここからは張り作業。
ポイントは、生地の縦目と横目を真っ直ぐに、辺は引きジワをつくらず、角をきれいに。

定規を使うのは座面板の中心を印ししたときのみで、あとは手の感覚で座面に生地を張り込んでいきます。
どうしても感覚的な仕事のため「こんな感じに」というお手本の説明が多く、どれぐらい引っ張ってという表現が出来る様に今後私達講師のスキルを上げていかなければならないと反省しました。
それでも体験してもらった学生さん達の「学ぶ姿勢」に助けられ、椅子張りワークショップを終えることができました。

このような機会を作っていただいた大学関係者皆様、学生さんに感謝いたします。
●京都伝統工芸大学校 木工専攻特殊講義 椅子張りワークショップ
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