イノ・ウエの独り言 
井ノ上が日頃”椅子張り職人”として感じたこと

2008年 3月 10日
職業訓練指導員(木工科)免許取得

職業訓練指導員(木工科)免許取得

技能試験の一級が合格して時期に猛勉強をして 職業訓練指導員の試験に合格。

合格証書を埼玉県へ郵送し 後日、職業訓練指導員免許が私の元へ届きました。
 

職業訓練指導員とは

職業訓練指導員とは主に職業訓練校で講師として 職業訓練生に指導できる資格となります。

職業訓練校そのものをご存じでない方も多いかと思いますが 職業訓練校で一定の技能を身につけさせ 卒業後すぐに会社で専門業種について活躍できるように 指導していくことが学校と訓練校の違いとなります。

学校でいえば、教職員免許を取得して教壇に立ちますが、 職業訓練校の場合は一定の技能を持っていなければ 訓練生に技能の指導が出来ないということで、 指導員の技能と指導力が必要となります。

アラ・カワの場合は、一級いす張り技能士、 (正確には一級家具製作 [いす張り作業] 技能士) となったことで技能は免除となり、学科のみの受験となりました。

職業訓練指導員を目指した動機

今回アラ・カワが職業訓練指導員の資格を取得しようと考えたのは AZUMAにおいて若手のイス張り職人を一人前に育てていく課程の中で 職業訓練指導員の勉強自体が必ず役に立つだろうと考えたからです。

学校とは違い、職業訓練校では生徒の年齢が幅広く、 10代?60代以上まで技能を身につけたいという生徒さんがいるのです。

AZUMAでも同様で工場の中で幅広い年齢層、しかも熟練度も様々となると この状況の中でどのようにAZUMAのイス張り職人たちと向き合い、 技能を磨かせ、失敗させ、成長させていけばよいか学びたかった。

しかも、AZUMAで修行し独立した職人ともどのように連携していけるか、 その点についても考えていきたいと感じていた頃でもあったのです。


久しぶりの勉学でしたが興味のあることは スイスイと頭に流れ込んできたので苦ではありませんでした。

学科試験も得点は分かりませんが、間違いは1問程度だったのではと 思えるほどスムーズに試験を終え、合格しました。

職業訓練校ではありませんが、AZUMAといういす張りの工場で 多くのイス張り職人を育て上げ、協力していす張り業界を 盛り立てていこうと強く思っています。

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