カタログNO_C406
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | 見積もりフォーム |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2002-08-24 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 31日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2002-09-24 |
納品場所 | 東京都大田区 AK邸(個人宅) | ||
納品住所 | 東京都大田区 | ||
ご注文回数 | 2 回|お客様リピート実例へ |
加工内容
椅子種類/分類1/分類2 | ダイニングチェア/座面 / 縫製なし |
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加工内容 | 張り替え / 修理・補強 |
数 量 | 4本 |
生地 | 合成皮革 |
柄/フェイス/織り | プレーン / ソフトレザー |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | ダイニングチェア座面張り替え加工費 @ 6,600 円(税別 6,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
合成皮革代、ぐらつき修理代、塗り替え代、送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 木枠のぐらつき修理・補強 本体の塗り替え 座面の張り替え |
Before & After
ダイニングチェア張り替え
HPをご覧いただき、ダイニングチェア座面(4本)張り替えの件で「お見積もりフォーム」からメールにてお問い合わせいただきました。文面は「ダイニングチェアがバラバラになりました」と書かれており、おそるおそるお電話差し上げました。お話をうかがっているうちに何とか修理の方も、(もちろん張り替えも)可能そうでしたので、AKさんのお休みの日に合わせてお引き取りにうかがいました。実際に拝見すると見事にバラバラになっておりましたが、折れている箇所は2カ所、他は接着剤が切れて抜けている状態でしたので、修理をお引き受けいたしました。合わせて塗り替えもさせていただくことになりました。ダイニングチェア座面の張り替え、修理、塗り替えの加工費は1脚25,000円。その他に引取納品代と合成皮革代がかかります。
ダイニングチェアのぐらつき修理&木部修理
AK邸のダイニングチェアはそれぞれのホゾのノリが切れ、ホゾが連んでいる状態でした。さらに4本のうち1本は完全に前脚が抜けてしまったようで、その際に2本の木が折れてしまった状態でした。この折れてしまった木材はただの丸い棒ではなく、真ん中が膨らみ端の方にくるにつれて細くなっている木材でしたので、挽きもの職人のところへ持ち込んで挽いてもらいました。それをイス木地職人が他のぐらつきと一緒に修理しました。ぐらつきの修理はゆるんでいる箇所を取り外して再度接着剤を入れて圧着し、固定します。手間と時間のかかる仕事です。イス木地職人が手間と時間を掛けて組み直してくれた木枠は新品同様の、またはそれ以上の強度に仕上がって戻ってきました。
ダイニングチェアの塗り替え
木部の修理が完了したAK邸のダイニングチェアを塗師(家具の塗装)職人のところへ持ち込んで塗り替えをしてもらいました。色を着色してある塗料を吹いて仕上げてあるタイプでしたので、色落ちしている箇所が目立ちにくくなるように気持ち濃い色を吹いていく方法がとられます。色を吹く前にある程度のところまでヤスリをかけてもとの塗膜を落としていきます。その状態から塗装をして仕上げていきます。そのために、塗り替えは張り替え前の色よりも濃く仕上がります。そのことに関してはお見積もりの段階でお話しさせていただいております。塗師職人にきれいに塗り替えてもらったダイニングチェアの本体はとてもきれいになりました。
木部修理、塗り替えと工程は進みここからが”AZUMAのイス張り職人”の出番です。今回のAK邸のリフォームについては、張り替えの部分は座面のみですので、木部の修理や塗り替えの方が手間はかかっていますが、イス張りも腕によりを掛けて張り替えさせていただきました。まず、お選びいただいた張り地は合成皮革の最上級で、ソフトレザーとは違ってしっかりとした張りの中に表面の柔らかさが合成皮革です。中身ウレタンは”AZUMAのイス張り替え”で推奨している硬めの座面に下ごしらえをしました。硬めの座面というのは硬めのウレタンを芯としてその上から柔らかくて弾力のあるウレタンを組み合わせて貼ります。その上から合成皮革を張り込んで仕上げます。4本中1本の座板が割れていたために交換しておきました。修理、塗り替え、張り替えと全般的にご依頼いただいていたので、この分に関しては特に追加料金なしで修理させていただきました。「より良い状態で長く使用していただきたい」と手を尽くすのは”AZUMAのイス張り職人”としての誇りでもあります。私たちが手を尽くした結果、Akさんにもお喜びいただくことができました。