domani(カリモク)社製
ダイニングチェア張り替え
O11103 I邸

石川県金沢市　I邸(個人宅)

１．張り替えの仕上がりに関するご感想

３５年愛用の「私の椅子」の張り替えに際しては、大変お世話になりました。さわやかに変身した「私の椅子」に充分満足しております。今回の私にとっての一大事業計画（笑）は、AZUMAと言う会社との出会いでやっと出発できました。

すべてはAZUMAにまかせ、私が関与すべき仕事はただ一つ「布地の選択」でした。もっとも重要でもあり、また一番楽しい仕事であるはずなのに一向に前へ進みません。楽しみどころか苦しみとなりました。

元の張り地が金華山であったのでそれにこだわりました。私にとっては「金華山」が重要なキーワードなのです。「色」で悩み「柄」で悩みました。こんなはずではと思いながら、事態はあれこれ混迷し、そして停滞しておりました。

AZUMAからは沢山の生地見本を送って頂ました。しかし前のイメージばかりが浮かび遅疑逡巡しました。ためらったあげく、ようやく二つの候補生地を選び上げ、後（あと）はすべてAZUMAにまかせました。その後は事は早くスムーズに進みました。

「椅子」が帰ってまいりました。実は、私の脳内にはまだ３５年間の「あの椅子」のイメージがこびりついていたようで、生まれ変わった椅子はあまりにもきっちりしていて冷たく感じられ、この陋屋、汚部屋にはどう考えても不似合いなのではと戸惑っておりました。

ところが、早速にこの１週間ばかり使用した結果、張り地の布がいいように
乱れてきました。これこれ、この感じ。やっと私の感覚に沿ってきたと。

先日、娘が孫を連れて来訪、仕上がった椅子を一見「おお、帰ってきたん！」「いいね！」との事。私が「椅子の修理」の事で騒いでいたのを知っていたのです。もうすぐ　京都の息子も孫を連れてくる予定。どんな発言をするか楽しみです。

今後、この「私の椅子」が息子、娘どちらかに受け継がれて３５年程、そしてあの孫もまた３５年程と考えると１００年、一世紀、しょうもない「私の椅子」が生きていける筈と期待がふくらみます。

子供達には、貴社「AZUMAの椅子の張り替え」の事を教えておきましたので
その節（何年後か何十年後か）には、再びお世話になる事になります。

見事に再生しました。有り難うございました。

気になる娘の一言「今風の家には、合わないかも」ですって。

O11103 I邸の皆さま大変お世話になりました。
ホームページ掲載にご快諾頂き感謝申し上げます。

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