カタログNO_D548
きっかけ | ご紹介 | 当社への連絡 | お電話 |
---|---|---|---|
引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2003-02-04 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 10日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2003-02-14 |
納品場所 | 埼玉県蕨市 OK邸() | ||
納品住所 | 埼玉県蕨市 | ||
ご注文回数 | 5 回|お客様リピート実例へ |
加工内容
椅子種類/分類1 | パーソナルチェア/1人掛け用小椅子 |
---|---|
加工内容 | 修理・補強 |
数 量 | 2本 |
作業内容の詳細 | ・鼓バネをのせている力布(麻テープ)の補強 |
Before & After
職人からのひと言|井ノ上 浩二
パーソナルチェア修理・補強
パーソナルチェア修理・補強
「B187 OZ邸」でお世話になったOZさんのご実家のソファで座面のバネが落ちてきたので見て欲しいとご相談をいただき、ソファの状態を確認しにうかがいました。確かに座面の底面部分が下側にたるんでいるように見うけられました。鼓バネを使用した座面の場合、力布(麻テープ)が徐々に伸びてたるんでしまう現象が起こります。
一見たるんできてしまうとなると聞こえは悪いですが、この現象はバネ椅子にはあるべき姿と言えます。板の上に直接バネなどを置くとバネの反発力が強すぎて、バネどうしを絡げているバネ糸にテンションがかかりすぎて切れてしまい、バネが暴れてしまうことになります。力布を用いるのは適度にバネの力を逃がすためという理由もあるのです。本来、バネの吊り直し加工をするのが常ですが、OKさんと打ち合わせの結果、たるんでしまった力布の上から新たに力布をあてて、力布の張り加工となります。