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カタログNO_C467


C467

カタログNO_C467
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パーソナルチェア
きっかけ 当社への連絡
引取方法 引取日
依頼加工内容 工房での作業 お預かり期間 0日間
納品方法 納品日
納品場所  ()
納品住所
ご注文回数 初回

加工内容
椅子種類/分類1 パーソナルチェア/パーソナルチェア
加工内容 張り替え
数 量 2本
生地 布地
柄/フェイス/織り プレーン / 平織り
生地調達方法 サンプル帳より購入
加工費 パーソナルチェアの張り替え加工費
1脚 30,000円(税抜)*総額表示義務付施行前
その他の費用
ご依頼条件にて異なる
布地代、ウレタン代、送料(納品代)
※加工費の他に上記の費用がかかりました
作業内容の詳細 ・座面ウェービングテープ張り替え
・座面ウレタン交換
Before & After
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職人からのひと言|井ノ上 浩二

HPをご覧いただき、パーソナルチェアの張り替えの件で「お見積もりフォーム」からメールにてお問い合せいただきました。椅子本体の木枠は木製で曲げ木でつくられていました。張り替え前は表面に革、裏面にビニールレザーを用いて張られていましたが、張り替えを機に布地で張ることになりました。布地と革の大きな違いは、布地は革に比べて摩擦があるため滑りにくいことと、布地の方が斜め方向への伸縮があるため、丸味のあるデザインにはシワを目立たなくすることが可能です。さらに、布地の方が柔らかいため、ウレタンの柔らかさや弾力をより感じやすいです。革やソフトレザーを否定するわけではありませんが、布地の特性を挙げるならば、これらが言えると考えております。パーソナルチェアの張り替え加工費は1脚 20,000円x2脚。この他に布地代がかかります。持ち込んでくださったので送料はかかりません。

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本体の張り替え作業は次の様に行っていきます。座面のクッションを置く部分のゴムテープが硬化し伸びきってしまったために、今度はウェービングテープ(弾力のあるテープ)を張ります。その上に「かぶせ」をして、クッションをのせます。そうすることによってクッション裏の布地がウェービングテープとの摩擦で切れることを防ぎます。座面クッションに関しては中身ウレタンを硬めにつくり、張り替えさせていただいたので長時間、腰掛けていても疲れにくくなっていると思います。こればかりは実際に腰掛けていただき、実感していただかなければ伝わりにくいと思いますが、その通りなのです。座面のボタンに関しては、腰掛けたときにお尻で引っかけてしまうケースが多いため、この場合のボタンは飾りボタンで機能的な役割がないことを説明し、ボタンを取り付けない方法を提案させていただきました。背もたれは中身ウレタンの交換をしないので、ウレタンにボタンのあとが凹んでしまっているので、オリジナル同様に飾りボタンを取り付けました。

カタログNO_C467
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デスクチェア

加工内容
椅子種類/分類1 デスクチェア/デスクチェア
加工内容 張り替え
数 量 1本
生地 布地
柄/フェイス/織り プレーン / 平織り
生地調達方法 サンプル帳より購入
加工費 デスクチェアの張り替え加工費
20,000円(税抜)*総額表示義務付施行前
その他の費用
ご依頼条件にて異なる
布地代、ウレタン代、送料(納品代)
※加工費の他に上記の費用がかかりました
作業内容の詳細 木枠だけの状態にして、下ごしらえから加工
Before & After
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after Photo12
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職人からのひと言|井ノ上 浩二

デスクチェアの張り替えの件でパーソナルチェアと一緒に「お見積もりフォーム」からメールにてお問い合せいただきました。最初のメールのすぐ後に写真をメールに添付して送ってくださり、デスクチェアの形状を確認することができました。お見積もりの後、しばらくご検討いただいた後、あらためて再度メールにて張り替え依頼のご連絡をいただきました。その時にはすでに「28日に工場へ持ち込みます。」という内容でしたので、布地サンプル帳などを用意してお待ちしておりました。写真ではなく、デスクチェアを実際に見ながらSUさんと打ち合わせをして、いままでの座りで気になる点などをお聞きしながら、張り方などを打ち合わせさせていただきました。デスクチェアの張り替え加工費は30,000円。この他に布地代と中身ウレタン代がかかります。

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座の木枠の内側に引っ張って掛けてあるラバーテープが、年数が経って伸びて硬化してしまっていることが、”AZUMAのイス張り職人”であるアラ・カワには容易に想像することができました。布地やウレタンを波がしてみると、実際にその通りでしたので、ラバーテープも一緒に剥がして、木枠だけの状態にしてから、下ごしらえをしていきます。イス張り職人の仕事は木枠の状態から完成の状態まで仕上げることが私たちの技能ですので、木枠の状態まで剥がすことで「張り替え」と「オーダーメイド」とでの仕事内容はほとんど変わりません。返って、剥がす手間の分、「張り替え」の方が大変かもしれません。もうひとつ大変なことは、張り替えには図面がなく、”AZUMAのイス張り職人”の技能とセンスで全く違ったイスに仕上がる可能性があると言うことです。

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今回は、硬化するラバーテープは使用せず、硬化しにくく、強度的にも種類のある座面用のウェービングテープを使用しました。その上に伸縮するウェービングテープからウレタンを保護するための布地をかぶせて止め、ウレタンをノリ付けします。ことのとき、ウレタンは硬めのウレタンと柔らかくて弾力のあるウレタンを組み合わせて厚みを表現します。ウレタンを付けるまでの工程を「下ごしらえ」と呼んでおります。下ごしらえまで終わって、はじめて布地の型をそれぞれのパーツごとに出していきます。すべての型を出し終えたらその型通りに布地を裁ち、縫製し、被せてみてOKであれば張り込んでいきます。座面、背表、背裏、座面裏の順に張り上げて完成となります。座面の飾りボタンは長期間のご使用中にお尻で引っかけて取れてしまう恐れがあるため、はじめから取り付けない方法を提案させていただきました。

カタログNO_C467

加工内容
製造メーカー 青林製作所社製
椅子種類/分類1/分類2 ダイニングチェア/背付き / 背部分張り
加工内容 張り替え
数 量 4本
生地 布地
柄/フェイス/織り ストライプ・ボーダー / 平織り
生地調達方法 在庫張り地使用
加工費 背付きダイニングチェア張り替え加工費
@ 18,700 円(税別 17,000 円)
その他の費用
ご依頼条件にて異なる
送料(納品代)
※加工費の他に上記の費用がかかりました
作業内容の詳細 ・中味ウレタン交換
Before & After
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職人からのひと言|井ノ上 浩二

背付きダイニングチェアの張り替えの件でパーソナルチェアと一緒に「お見積もりフォーム」からメールにてお問い合せいただきました。「C311 KI邸」でお世話になったKI邸と同じ形状ののダイニングチェアでしたので、張り替えの方法や手順を明確に思い出すことができました。通常、張り替えでは初めて目にする椅子であることがほとんどですが、希に2度、3度張り替えた経験がある椅子と出会うことができます。ほとんどの椅子は見て、腰掛けてみればイスのつくりを想像することができます。しかし、その時点では想像の域を出ることはできません。しかし、今回のように同じ形状のダイニングチェアを張り替えさせていただく場合には、見ただけで事細かな点まで理解し、「任せてください」とお引き受けできます。背付きダイニングチェアの張り替え加工費は1脚 12,000円。この他に布地代がかかります。

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木枠はチーク材で作られておりましたので、特に塗膜の劣化のみられる背もたれの笠木部分に、布地を剥がした際に工場にあったチークオイルを塗り込んでおきました。木地が白茶けていた部分がチークオイルを塗り込んでいくことで、多少の汚れ等はありますが、チーク材本来の深みのあるチーク色によみがえっていきました。チークオイルは東急ハンズの塗料コーナーで購入することができます。150ccぐらい入ったもので800円程でした。張りに関しては、先に背もたれに布地を張り、縁をWパイピングで仕上げていきます。2本のパイピングの間を打ち付けて止めることで、ホチキスの針のようなステープルの頭を隠しながら止めることができます。Wパイピングで、最初に張った布地を止めてあるステープルを隠しながら仕上げていきます。

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この様に本体に直接布地を張り込んでいる座面の張り方をHPでは「本体張り」と分類しています。長年のご使用で劣化し、粉々しなってしまったウレタンは当然、交換して張り替えさせていただきました。ウレタンは柔らかくて弾力のあるウレタンの、厚み15mmのウレタンを用いました。前脚との兼ね合いがあるためウレタンを厚くすると不格好になってしまうことを配慮して、厚みを決めました。ウレタンを張り、いよいよ布地を張って仕上げていきます。表の布地を張って、座面裏の底張りをして仕上げます。納品当日、自信を持ってSU邸に納品させていただきました。エレベーターがあることに気付かず、3階までいそいそと階段で上げて納品させていただきました。張り替えて新品同様になったイス達をみて、腰掛けて、SUさんにお喜びいただきました。このときが職人として一番楽しみなひとときです。帰りにエレベーターがあることに気付きましたが、階段で降りて帰りました。


C467 の皆さま大変お世話になりました。
ホームページ掲載にご快諾頂き感謝申し上げます。

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