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カタログNO_C256

ソファ張り替え
C256 SA邸 C256 SA邸 革張りのソファを張り替えて別荘へ納品

カタログNO_C256
使用した生地詳細はコチラ
ニュースムース M611(メーカー:メルセン)
プレーン/本革/白
きっかけ HPより 当社への連絡 見積もりフォーム
引取方法 お引き取り 引取日 2002-02-04
依頼加工内容 工房での作業 お預かり期間 21日間
納品方法 納品 納品日 2002-02-25
納品場所 東京都目黒区 SA邸(個人宅)
納品住所 東京都目黒区
ご注文回数 初回

加工内容
椅子種類/分類1/分類2 ソファ/モダンタイプ / 3人掛け肘付きソファ
加工内容 張り替え
数 量 1本
生地
柄/フェイス/織り プレーン / ビニールレザー
生地調達方法 サンプル帳より購入
加工費 3人掛け肘付きソファの張り替え加工費
@ 176,000 円(税別 160,000 円)
その他の費用
ご依頼条件にて異なる
革代、ウレタン代、送料(引き取り・納品代)
※加工費の他に上記の費用がかかりました
作業内容の詳細 座面ウレタンを硬めに交換
カタログNO_C256
使用した生地詳細はコチラ
ニュースムース M611(メーカー:メルセン)
プレーン/本革/白

加工内容
椅子種類/分類1/分類2 ソファ/モダンタイプ / 2人掛け肘付きソファ
加工内容 張り替え
数 量 1本
生地
柄/フェイス/織り プレーン / ビニールレザー
生地調達方法 サンプル帳より購入
加工費 2人掛け肘付きソファ張り替え加工費
@ 132,000 円(税別 120,000 円)
その他の費用
ご依頼条件にて異なる
革代、ウレタン代、送料(引き取り・納品代)
※加工費の他に上記の費用がかかりました
作業内容の詳細 座面ウレタンを硬めに交換
Before & After
before
before Photo11
after
after Photo12

職人からのひと言|井ノ上 浩二
ソファ張り替え

HPをご覧いただきお見積りフォームから革張り3人掛けと2人掛け肘付きソファ張り替えの件でメールにてお問い合わせいただきました。とても大きなソファですのでゆったりと腰掛けられるソファです。肘クッションの部分に犬が乗ってしまい、外側にズレ落ちているようになってしまったとのご相談もいただきました。肘と背もたれのクッションは本体に縫い込んであるタイプでした。しかし、その縫製部分がよく切れるので、思い切ってマジックテープでの脱着式にすることにしました。張り替えのメリットは最大限に活かしたソファのリフォームをさせていただきます。3人掛けと2人掛け肘付きソファの張り替え加工費は140,000円。この他に革代と送料がかかります。張り替え完了後は別荘の方へクロネコヤマト小さな引っ越し便で送らせていただきます。
 SA邸の張り替えは、肘付き3人掛けソファと2人掛け肘付きソファの2本で、革張りから革張りへの張り替えとなりました。実際に革での張り替えというのは張り地である革が材料費としてかなり高額になってしまうため、敬遠されがちですが、SAさんは白い革で張り替えたいという強い意志をお持ちでしたので、張り替えさせていただくことになりました。しかし、張り替えるに当たってクリアしなければならない関門が一つございました。それは、ソファに向かってい左側の肘の部分。肘のクッション部分が外側に落ちているのがわかるでしょうか?本体と肘のクッション部分が一緒に縫い込まれているタイプなので、ずれてしまったものを直すことができないのです。この部分が改善できたことが、SAさんに張り替えをご決断いただいた要因でもあったようです。

before
before Photo21
after
after Photo22

実は、背もたれもクッション部分は本体に縫いつけてあって、取り外すことはできません。唯一座面だけが取り外せました。取り外せないことと、取り外せること、いったい何のメリットがあるのかというと、取り外せないことについては、本体と背もたれの重なっている見えない部分の材料費がかからないことと、縫製は大量生産に適しているが、張りは適していないことになると考えられます。つまり、製品を作る上でのメーカーの努力の結晶とも考えられます。取り外せることは必要以上の力が加わったときに、取れてくれるということが、ソファの寿命と大きく関わってきます。その理由は下記をご覧ください。

before
before Photo31
after
after Photo32
before
before Photo31
after
after Photo32

今回の一つの関門として肘のクッションのことがありましたが、取り外せるということで、形が悪くなったときに、取り外して形を整えてから、つけ直したり、中身がつぶれてしまったときに肘の部分を取り外し工場へ送っていただければ、部分的に補充なり交換なりが容易に可能になりました。SAさんの場合、早めにご相談いただいたので、目立った破れ等はありませんでしたが、このまま使い続けていたら、肘クッションと本体の縫製部分が切れはじめ、肘がパカパカになっていたと思われます。必要以上の力がかかったときに、取れるようになったということは、この様な現象を防いでいるとも言えます。

before
before Photo41
after
after Photo42
after
after Photo42

背もたれのクッションも本体に縫い込んでありました。ソファがソファとして使用される場合には、この形状でも快適にご使用いただけると思います。しかし、椅子の天敵とも表現できる小さなお子さんとペットが、ソファをソファとして使用してくれない場合があります。数多くの張り替え時期のソファを見てきましたが、背もたれクッションが本体にファスナーで固定されているもの、直接縫い込んで縫製してあるもの、それぞれの縫製部分が、端の方から解れたり、破れたりしている状態です。これをマジックテープを利用して取り外せるクッションにすると、必要以上の力が加わったときに、はずれてくれるのでソファの破損には関わらなくなります。デメリットはマジックテープ故の「ジョリッ」という音がきになる場合があるということです。これは、張り替える前にきちんとご了承いただくことにしております。


C256 SA邸の皆さま大変お世話になりました。
ホームページ掲載にご快諾頂き感謝申し上げます。

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