okamura(オカムラ)社製
デスクチェア修理・補強
B23695 T邸 オカムラ社製 デスクチェアの脚部分の不具合を可能な限りで修理と調整

東京都世田谷区　T邸(個人宅)

１．デスクチェア脚修理の仕上がりに関するご感想

25年以上使っていたデスクチェア（岡村製作所製）のリクライニング軸を包むチューブが裂けて外れてしまい、背面が倒れたままになってしまいました。もうダメかと一旦は諦めたのですが、長年使ってきて愛着がある椅子なのでダメ元でプロに相談しみようとネットで調べてAZUMAさんに行き着きました。AZUMAさんの本業は張り替えだそうですが、知り合いに溶接専門の”親方”がいるので、彼に見てもらいましょうかとのことで、早速ヤマト家財便でお送りしたところ、”やってみましょう”とのご返事をいただき、お願いしました。
仕上がりは素晴らしいに尽きます。完全に元の機能を取り戻しました。ちゃんとリクライニングするし、強さもちょうど良いです。素人の私には外観しか分かりませんが、他の部分にもちろんキズなど付いてなく、溶接部もゴテゴテしてなく、さすがプロの仕事だなぁと感心しました。
お聞きしたところでは、溶接前の形状整え（板金）はAZUMAの社長さんがやってくれたそうです。張り替えだけでなく、板金もプロの腕と感心しましたが、それより、そこまで親身にやってくれたことに感謝しています。リクライニングの強さも若干弱かったのを長いボルトに変えることで調整してくれました。

２．修理を注文するまでの不安

不具合は本体フレームに溶接されたスチール部材の破損によるものであり、部品交換で治せるものではなく、そして何より25年以上も前の古いものなのでメーカーに相談しても受けてくれないだろうと思いました。こういう場合は職人の腕に頼るしかないと思ったのですが、上手くいくかはわからない。そういう不安がありました。ダメならリクライニング機能は諦めて、直立状態で固定してもらおうとまで覚悟して修理先探しを始めました。やってみてダメでも手間賃、往復の送料は発生しますから、こちらも慎重でした。
HPの案内に従って携帯で写真を送ったら、翌日には返事をいただきました。現物を見て、触ってみなければ分からないという当然のお話でしたが、メールでの対応、電話でのお話の様子で、この人にお任せしようという気持ちになりました。本件のようなメソッドのない修理はプロの腕、誠意と信用、そして見積もり額です。

３．当工房担当者の接客態度

メールやお電話で簡潔かつ丁寧にご説明いただきました。そして何より、顧客の立場に立って考えていただき、誠意を感じました。

４．その他、お気づきになった点

腕のいい職人の仕事は素晴らしいと改めて感じました。本件の椅子は座面の皮に猫の爪痕がたくさん付いていますが、これは家族の歴史であり、自分にとっては財産です。この椅子をこれからも使えるように修理してくださり多変感謝しております。

B23695 T邸の皆さま大変お世話になりました。
ホームページ掲載にご快諾頂き感謝申し上げます。

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