パーソナルチェア張り替え
カタログNO_B064
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | お電話 |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2001-04-04 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 24日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2001-04-28 |
納品場所 | 東京都新宿区 IK邸(個人宅) | ||
納品住所 | 東京都新宿区 | ||
ご注文回数 | 初回 |
加工内容
椅子種類/分類1 | パーソナルチェア/パーソナルチェア |
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加工内容 | 張り替え |
数 量 | 1本 |
生地 | 革 |
柄/フェイス/織り | プレーン / ビニールレザー |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | パーソナルチェアの張り替え加工費 50,000円(税抜)*総額表示義務付施行前 |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
革代、引き取り・納品代 ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 中身ウレタン補充 |
カタログNO_B064
加工内容
椅子種類/分類1 | スツール/オットマン |
---|---|
加工内容 | 張り替え |
数 量 | 1本 |
生地 | 革 |
柄/フェイス/織り | プレーン / ビニールレザー |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | オットマン張り替え加工費 10,000円(税抜)*総額表示義務付施行前 |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
革代、引き取り・納品代 ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | オリジナルに忠実に再現 |
Before & After
パーソナルチェア張り替え
私の留守のときにIKさんからHPをご覧いただいてお電話をいただきました。後日折り返しご連絡し週1回は都内に出ることになっておりますが、よく通る道の側ということもあってお見積りにうかがいました。今回の張り替えの内容はリクライニングチェアとオットマンの1セットということでした。今回は革張りの張り替えでしたのでより高額なものとなりました。リクライニングチェアとオットマンの1セットの張り替え加工費のお見積りは70,000円です。このときの状態から中身ウレタンの交換はナシで補充という形をとりました。何回か両者の都合が合わずに納品の機会を逃してはいましたが、張り替え加工が完了し納品できる日がやってまいりました。納品の際にはご主人もいらっしゃって張り替えられたリクライニングチェアを見て誉めてくださいました。特に焦げ茶色から黒色に張り替えられたのでその色の納まり具合が気になられていたようですが、出来上がったイスをお部屋に置いて見てご納得いただきました。
リクライニングチェアとオットマン
革張りのリクライニングチェアとオットマンのセットです。このリクライニングチェアは腰を掛け足を前に投げ出してオットマンにのせると座面が前方にスライドしたぶん背もたれも倒れた形になりますので、座り心地は最高です。
張り替える前の革の表面がひび割れを起こしてきています。この段階で張り替えをご検討いただいたことは時期的にもちょうど良いタイミングだったかと思います。革が破れてからでは中身ウレタンの交換も必要になりますから余計な費用がかかってしまいます。革張りの場合中身ウレタンの消耗が極端に少ないため中身の交換などはほとんど必要ない場合が多いのです。
革の”味”?
本革は使い込んでいくうちに”味”が出てきます。これは本革にしか現れない現象で合成皮革では決して出ることはありません。革のお手入れをきちんとしていても人間の体が触れる部分には年巣が経つとどうしても出てしまうものです。
主にオットマンと呼ばれる足置きです。リクライニングチェアに必要不可欠のものですよね。お使いなられた方はわかると思いますが足を投げ出すためのオットマンがあると本当にリラックスできるんです。ですからリクライニングチェアと1セットとして張り替えさせていただきました。今回使わせていただいた革はAクラスの革ですので傷も少ない革でしっとりとした黒が活きています。
ReChair椅子張り職人の仕事
長くご使用いただくために...
座面をクッションを支える部分にはゴムテープが使用されておりましたが、そのゴムテープが伸びきって簡単に枠から外れてしまう状態でした。この状態だと、張り替えて腰掛けても座り心地としてはあまり良くならず数年でこのゴムテープが取れて腰掛けられないイスになってしまうと思いました。ですから写真右のようにウェービングテープというゴムテープを改良したものに張り替えました。これでまた10年以上は安心してご使用いただけると思います。
張り替えようとご決断されるイスはすでに10数年ご使用されているケースがほとんどですので、イス本体にそれなりの修理が必要となってくる部分も何箇所かある場合があります。今回のIKさんのイスも木部の接着剤が乾燥などが原因で切れてしまっていました。
そこで一度開けるとことまで開いて接着剤を入れ上記の↑”長くご使用いただくために・・・”の写真左のようにはたがねと呼ばれる道具を使って締め付け一晩置きます。その間に接着剤が乾いて効力を発揮します。