ソファ張り替え
カタログNO_B039
きっかけ | 当社への連絡 | ||
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引取方法 | 引取日 | ||
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 0日間 |
納品方法 | 納品日 | ||
納品場所 | 東京都江東区 KO邸() | ||
納品住所 | 東京都江東区 | ||
ご注文回数 | 初回 |
加工内容
椅子種類/分類1/分類2 | ソファ/フォーマルタイプ / 2人掛け肘付きソファ |
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加工内容 | 張り替え / 中身リフォーム |
数 量 | 1本 |
生地 | 布地 |
柄/フェイス/織り | プレーン / モケット |
生地調達方法 | 支給張り地使用 |
加工費 | 2人掛け肘付きソファ張り替え加工費 @ 132,000 円(税別 120,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
ウレタン代、送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | ・布地支給(マナトレーディング社) |
Before & After
ソファ張り替え
「引っ越しの際に縛ったロープの後が付いてしまって消えない」ということから張り替えをお考えになられたそうです。イスは2S(2人掛け)の肘つきソファで背中が低いローバックの洒落たソファでした。布地はもとから張ってあった布地のイメージを損なわないようにできる限り近いものをKOさんがご自分で探されました。指定された布地を弊社で取り寄せて張り替え加工にかかりました。ロープの縛った後が消えないことから中身のウレタンを交換することになりました。交換部分は座面と背もたれの部分です。”AZUMAのイス張り替え”では中身ウレタンを交換させていただけましたら”新品以上の座り心地に...”のコンセプトどおりに仕上げさせていただきます。
張り替え前は布地の取り都合から本来の布地の縦横の使い方を逆に張ってありました。これはこれで仕方の無いことなのですが、KOさんがお選びになられた布地は布地幅が1.4mと国産のものに比べ20cm程度幅広だったので布地本来の使い方で張り替えられました。
完成しました。布地をなるべく似た感じのものをKOさんがお探しになられたので、見た目はあまり変わりませんが座り心地では歴然であると思います。”AZUMAのイス張り職人”であるアラ・カワがすべての工程を責任を持って行いました。”接客、引き取り、張り替え加工、納品”とお客様とここまでお付き合いできることはアラ・カワにとってもやりがいがあります。
ロープで縛った跡
座面の前(写真左)と背もたれ(写真右)の左右にしっかりとロープで縛った跡が残ってしまっていました。凹凸に関しては、中身ウレタンを交換・補充することで直ります。また、モケット地の毛が押しつぶされていますが、これは直すことができません。中身ウレタンを交換・」補充して張り替えることでなくなりました。
ReChair椅子張り職人の仕事
もとの布地を剥がしていきます
もとの布地を剥がしていくと空気に触れ黄色く、弾力の無くなったウレタンがありました。もともと弊社では背裏などの直接人が触れないような場所に用いるウレタンでしたのでもとの弾力もありませんでした。
張り替え前はウェービングテープ(ゴムテープ)が少々ゆるめに張ってあったのか、ゆるめになってしまったのかはわかりませんがゆるくなっていたので、その他に”AZUMA”で使用しているウェービングテープを張り足していきました。”AZUMA”で使用するウェービングテープは座面用の比較的硬いものを使用し、”AZUMAのイス張り職人”力強く、適度に引っ張って張ってきます。
張り替え前後の座面ウレタンです。今度は”AZUMA”が座面用として用いているウレタンを使用しましたのでウレタン自体に弾力性があるので腰掛けた時の感触は固い中にも柔らか味のある座面に仕上がっております。
左の写真は座面と片肘が張り終わって、もう一方の肘と背をこれから張り始める下ごしらえをしていきます。まず、たるんでしまった背もたれのかぶせ(背もたれに麻で張ってある部分)を一度剥がして引っ張りなおします。写真を撮り忘れましたが、その上に背のウレタンを作り上げていきます。背中には”AZUMA”が背もたれ用に使用している座面ほど固くなく、それでいて弾力もあるウレタンを使用しました。残念ながらこれは腰掛けられたKOさんにしか体感していただけない座り心地の良さだと思います。