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工場長 Y・M

仕事内容

工場長として工程管理と若手職人の指導・育成をメインに担当しています。
また工程会議や朝礼では、仕事の振り分けや、注意事項の共有など職人たちへの指示出しも行っています。
もちろん工場長業務と並行して、椅子張り職人としても腕を振るっています。

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  • 人生グラフ
  • 一日の流れ
インタビュー

インタビュー

“工場”よりも“工房”がしっくりくる――。
暖かな環境で職人たちの成長を見守る長。

椅子張り職人 9年目 工場長Y・M

入社年月
平成19年10月
前職
エレベーター製造会社勤務
出身地
徳島県
出身校
東海大学
趣味
映画鑑賞、読書
座右の銘
人間万事塞翁が馬
インタビュー
現在のお仕事内容を教えてください。
工場長として、仕事の振り分けや、若手職人の指導・育成の他、材料の発注なども行っています。もちろん、工場長業務の合間をぬって職人として椅子張りもやっています。
なるほど。そもそも椅子張りに興味を持ったキッカケは何だったのですか?
社会人になってはじめてソファを購入したのですが、そこから、だんだんとインテリアに興味が出てきて、家具に関する本をよく読むようになっていったんです。それらの本の中に、たまたま椅子張りの本があって、「面白そうだな」と感じたのが最初のキッカケです。
AZUMAとの出会いは何だったんですか?
その椅子張りの本にAZUMAの名前があったんですよ。だから、そのままスグに応募してみようと思いました。
ちなみにネットで“椅子張り”と検索してAZUMA以外にも一社見つけ応募しましたが、事務所が都内だったのでやめたんです…。都会の喧騒は苦手なので(笑)
前職はエレベーター製造会社勤務ですよね?未経験から思い切りましたね!
未経験と言っても、祖父が大工だったので、家に工具などがあって小さな頃から、木を削って何かを作ることが好きだったので、土台はできていたんだと思います。

職人たちに沢山の経験を積ませることが私の役割。

インタビュー
今現在、工場長として大切にされていることはありますか?
工場にいる皆にできるだけ色々な経験を積ませることです。しっかり成長してもらって、“AZUMAが修理を手掛けた”といえるクオリティに仕上げられるようになってほしいですから。
あとは、なるべく仕事ばかりではなく、プライベートの時間も取れるように配慮してあげることができればと。例えば、結婚記念日だったら早く帰らせてあげたり。そういう時は私も早く帰りたいですしね。
働き易さも大切にしているんですね!工場の雰囲気はどうですか?
良いと思います。昔ながらの職人がいるという感じではないと思いますが、“工場”というイメージよりは“工房”という表現の方が合うと思います。
なるほど。工場長として一日の中で好きな時間はありますか?
昼寝の時間です(笑)いや、それは冗談で、やっぱり自分が担当している椅子を張っている時です。工場長の仕事もヤリガイが大きくて良いものなのですが、やはり私は手を動かすことが好きなんです。
…あと、工場はラジオがかかっているのですが、それを聞きながら作業をしている時です。ラジオを聞く余裕が出てきたら仕事に馴染んできたということだと思います。最初の頃は聞いている余裕なんてありませんでしたから!

手を動かすのが「好き」。そんな人が向いている仕事かもしれません。

インタビュー
Mさんの思う椅子張りの面白さって何でしょうか?
自分のイメージをカタチにできること、あとは繰り返しになりますが、単純に手を動かすのが面白いということですね。前の仕事がデスクワークだったので、手を動かすこと自体が楽しいんですよ。
もちろん、最初の頃は出来が悪かったり、勘違いして作ったりで、親方に怒られることも多かったですけどね。「もう来なくていい!」なんて言われたこともありました。
厳しいですね!Mさんも今、後輩に怒ることはありますか?
あまり怒ることはありませんが、“いい加減な気持ちで作ったんだろうな”と感じるモノに関しては叱ります。やっぱり厳しくしないといけない時もあるし、私もそれで成長できたと思いますから。
バランスが大切ですよね。Mさんが今後、目標としていることはありますか?
まずは工場長として、もっと皆を上手くまとめ、指導していきたいと思います。また、職人としてもまだまだ修理したことのない椅子も沢山あるので、チャレンジを続けていきたいですね。
最後にメッセージをお願いします。
「デスクワークより手を動かす仕事がしたい」という人は向いている仕事だと思いますね。あとはちょっとオタク気質な人(笑)何かをやり出したらハマっちゃう人とか…、裁縫が好きな人なども向いているかもしれません。
もしもそういう人であれば、まずは当社に来て、一度椅子張り体験をしてみてください。椅子張りは楽しいですよ!
休日の過ごし方

休日の過ごし方

最近生まれた子供の世話で、ほのぼの過ごしています。

人生グラフ

  • 人生グラフ

    2003年
    就職氷河期の中、辛うじて内定を貰えたエレベーター製造会社に就職。希望していた開発部署に配属される。

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    2004年
    配置換えで、石川県に移動。南国育ちには日本海の荒波は厳しく、退社を決意。

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    2005年
    エレベーター企業退社後、自分探しの旅に出るため、地元でバイトをして資金を貯める。

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    2006年~2007年
    自分探しの旅に出る。最終的に手を動かす仕事が合っていると気付く。

  • 人生グラフ

    2007年
    AZUMAに入社。氷河期時代と比べ、すごくアットホームに迎えてくれて、ここで腰を据えて働くことを決意。

  • 人生グラフ

    2007年~2009年
    親方に叱咤激励されながら、椅子張りのいろはを一から教えてもらう日々。

  • 人生グラフ

    2013年
    一級椅子張り技能士試験に合格!手に職がついてきたことが実感でき、自信がつく。

  • 人生グラフ

    2015年
    工場長に就任。工程管理と後進の育成を頑張りつつ、自分の腕も磨くべく日々精進中。

一日の流れ

  • 一日の流れ

    朝礼
    その日の入出荷する椅子を読み上げて、全員で把握することで漏れがないように気を付けています。

  • 一日の流れ

    工程会議
    その週の作業の進め方を話し合い、一ヵ月後くらいの仕事の流れや材料の確認をします。

  • 一日の流れ

    仕事の振り分け
    職人それぞれの技術の習熟度合いと予定を考慮して、仕事の振り分けを行い、パートさんの作業の振り分けも行います。

  • 一日の流れ

    (ラジオ体操)→作業
    工場長業務の間を縫って自分の担当物件の作業を進めます。

  • 一日の流れ

    後輩の指導
    後輩の担当している椅子に合わせたアドバイスや仕様に関する相談、具体的な仕上がりのイメージを話し合いや実際にやって見せて指導します。

  • 一日の流れ

    昼食
    毎日お弁当屋さんに届けてもらい、日替わりで色々なメニューを楽しめます。昼食後は歯を磨いて午後からの作業のために昼寝をします。枕は後輩がミシンの練習で作ってくれたものを愛用しています。

  • 一日の流れ

    材料発注
    個々の椅子によって必要な張り地の長さが違い、その長さをそれぞれの担当者が算出します。それをまとめてメーカーに張り地を発注します。その他、工場に在庫がないウレタンフォーム等必要な材料をそれぞれの販売業者に発注し、納期の確認もします。

  • 一日の流れ

    検品
    担当者が仕上げた椅子を担当者以外の二人で検品します。お客様の元に自信をもってお届けできる製品に仕上がっているか、見落としはないか、ということを隅々まで見て触ってそして座って確認します。仕上がりがいまいちな時や張り地に傷が見つかったとき等はやり直しを指示することもあります。しかし、綺麗に仕上がっているときはしっかりと褒めて、難しかったところや工夫したところを聞いて次の椅子のための励みにしてもらいます。

  • 一日の流れ

    夕食
    残業があるときは会社からパンとおにぎりやお弁当が支給されます。お腹が空いていると力が入らないので、しっかりと腹に入れてその日進めたいところまで作業を頑張ります。

  • 一日の流れ

    退社
    身の周りを整理し次の日の作業を気持ちよく始められるようにします。その後、全体と自分の作業の進み具合と次の日の作業の予定を確認して家に帰ります。

一日の流れ 一日の流れ 一日の流れ 一日の流れ 一日の流れ 一日の流れ 一日の流れ 一日の流れ 一日の流れ 一日の流れ