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カタログNO_C411

himolla(ヒモラ)社製
ソファ部分張り替え

C411 SH邸 C411

お客様リピート実例
レビューを頂きました

カタログNO_C411
使用した生地詳細はコチラ
ニューソフト M036(メーカー:メルセン)
プレーン/本革/茶
きっかけ HPより 当社への連絡 見積もりフォーム
引取方法 お引き取り 引取日 2002-08-31
依頼加工内容 工房での作業 お預かり期間 21日間
納品方法 納品 納品日 2002-09-21
納品場所 神奈川県川崎市幸区 SH邸()
納品住所 神奈川県川崎市幸区
ご注文回数 2 回|お客様リピート実例へ

加工内容
製造メーカー himolla(ヒモラ)社製
椅子種類/分類1/分類2 ソファ/スタンダードタイプ / 3人掛け肘付きソファ
加工内容 部分張り替え / ウレタン交換
数 量 1本
生地
柄/フェイス/織り プレーン / ビニールレザー
生地調達方法 サンプル帳より購入
費用
ご依頼条件にて異なる
3人掛けソファの座面部分の張り替え加工費、革代、ウレタン代、送料(引き取り・納品代)
※部分的な加工の場合はその都度見積もりとなります。
作業内容の詳細 ・座面のみ張り替え
 ・背肘張り替え無し
・痛みのひどい座面のみの張り替え
Before & After
before
before Photo11
after
after Photo12
before
before Photo11
after
after Photo12

職人からのひと言|井ノ上 浩二
himolla(ヒモラ)社製
ソファ部分張り替え

HPをご覧いただき、3人掛け肘付きソファ張り替えの件で「お見積もりフォーム」からメールにてお問い合せいただきました。最初のメールはソファの写真の送り先をたずねられ、その後ソファのお写真をお送りいただきました。ソファのお写真を拝見しながら、お見積もり差し上げ、加工費的にはご了解いただけましたので、お引き取り日時を決め、詳しくは張り地をご覧いただき、ソファを拝見しながら打ち合わせさせていただくことになりました。お引き取り当日、ソファの具合を確かめながら、座面の革部分の張り替え、座面の中身ウレタンの交換の加工をさせていただくことになりました。3人掛けソファの座面部分の張り替え加工費は50,000円。その他に革代と引取・納品代がかかります。座面のみ張り替える場合も肘や背もたれをきれいに剥がしてから座面を加工する段取りとなるため、そういった手間がかかってしまいます。
 とてもしっかりとした重さの革張りソファでしたが、ソファが重いということは普段は見ることができませんが、中の木枠が硬い木材、かつしっかりとした仕事がされているという目安にもなります。とはいえ、中材として鉄を溶接して枠くが組まれている場合もありますので、一概にそうだとは言えません。さて、SH邸のソファの場合、革の劣化の著しい座面を張り替えることが今回のご依頼でしたが、一概に座面のみ張り替えといっても座面は工程順でいうと最初に仕上げていく場所ですので背もたれや肘などを剥がさなければ座面をいじれない場合がほとんどです。SH邸のソファの場合、たまたま肘部分は肘だけで仕上げた後で本体に取り付けるタイプでしたので肘部分はいじらなくてすみました。SHさんがもう一つ気にされていたことがありました。それは、底張りが弛んで座面下でチラチラと見えてしまうことでした。革は空気を通しにくいため、人が腰掛けると底張りの方から空気が出ようとします。そのために、底張りには空気の圧力がかかってしまいます。もともと紙繊維でできているような底張りが張ってありましたので、空気が通りにくいことで弛んできてしまっていたのでしょう。座面を張り替えることで底張りも交換になりますので、今度は無地の布地を使用して底張りを仕上げました。布地は空気を容易に通すため、底張りには最適です。

before
before Photo21
after
after Photo22
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before Photo21
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after Photo22

座面の中身ウレタンの交換については、お引き取りにかがったときにアラ・カワに相談したいということでした。実際にソファを拝見し、腰掛け、SHさんのご使用状況などをうかがってみると交換させていただいた方が快適に腰掛けることができるのではないかとご提案いたしました。張り替えの工程としては、座面を木枠だけの状態にして、腰掛けると沈みすぎてしまう感のあるSバネに沈み込みの限度をつけてあげることにしました。お尻が沈みすぎると膝裏が座面前方の高さで圧迫され、脚のかかとが浮いてしまうのでそれを防ぐための加工です。次に座面の下の方のウレタンを硬めにすることで座面に芯をつくり、適度な硬さを作り上げます。また、硬めのウレタンを用いたことで腰かけたときのお尻の位置が上がってしまうため、座面のウレタンの厚みを20mm薄くして仕上げることにしました。通常10mmぐらいしか厚みを削ることは見た目の関係でできませんが、SH邸のソファの座面の形状や縫製方法のおかげで20mm薄くすることができました。これで、腰掛けたときのお尻の高さを変えずに、硬めの座面にし、さらに、Sバネ部分の加工により座面の沈み込みを抑えたので腰掛け具合も、横になったときの感じもまったく違った座面に仕上げさせていただきました。納品の時、実際にSHさんに腰掛けていただき、その座り心地と底張りなどお喜びいただきました。

お客様のレビュー

神奈川県川崎市幸区 SH邸()
1.張り替えの仕上がりに関するご感想

 3人掛けのソファの「座面」のみの張り替えという一部のみの張り替えでしたが、背もたれ部分と合わせても、違和感のない理想的な仕上がりになったと喜んでいます。

2.張り替えを注文するまでの不安

いわゆる「職人仕事」が出来る会社であることは、ネット上のページを見れば分かったので、「腕」には不安は無かったけれど、見積りをして予想外の高額であれば、どうしようかと気になったのは確か。事前に写真を送付して、概算見積りをして頂いた通りであったので、殆ど不安が無く、進めて行くことができた。

3.アラ・カワの接客態度

 社交性がある方でしたので、とても気軽にお話できました。ざっくばらんにお値段のことも話しが出来て良かったです。

4.その他お気づきになられた点

 どうしても、見積り金額が 仕事のコスト、革の材料費と分かりやすいので、見積りしてから「値切る」話にはしたくないのが注文する方の気分。(関西の人なら違うのかもしれませんが)そういう意味では、「あくまで参考例ですが...」と断って、3人掛けのソファで幅○○mm×長さ○○mm の座面のみ張り替えるという場合は、
 A.往復費用を入れて、○○万円、 全面張替えなら ○○万円...
 B.もしも、ソフトレザーなら、全面張替えで○○万円
...というふうに、サイト上での紹介を細かくして頂ければ、自分の希望する修繕についての見当がつけやすいと思います。★ また、座面の堅さなどや高さの調整まで行って、骨組みさえもてば、また10年維持するだけでなく、より体に合った家具に出来ることをアピールされたら宜しいのでは?と思います。

C411 SH邸 3人掛け肘付きソファ(スタンダードタイプ)部分張り替え後の写真1
C411 SH邸 3人掛け肘付きソファ(スタンダードタイプ)部分張り替え後の写真2
C411 SH邸 3人掛け肘付きソファ(スタンダードタイプ)部分張り替え後の写真3

C411 SH邸の皆さま大変お世話になりました。
ホームページ掲載にご快諾頂き感謝申し上げます。

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