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カタログNO_C373

ソファ張り替え
C373 FU邸 C373 FU邸 実用面を考え仕様を変えて革張りソファを張り替える

レビューを頂きました

カタログNO_C373
きっかけ HPより 当社への連絡 見積もりフォーム
引取方法 お引き取り 引取日 2002-06-13
依頼加工内容 工房での作業 お預かり期間 20日間
納品方法 納品 納品日 2002-07-03
納品場所 東京都世田谷区 FU邸(個人宅)
納品住所 東京都世田谷区
ご注文回数 1 回|お客様リピート実例へ

加工内容
椅子種類/分類1/分類2 ソファ/フォーマルタイプ / 3人掛け肘付きソファ
加工内容 張り替え
数 量 1本
生地
柄/フェイス/織り プレーン / ビニールレザー
生地調達方法 サンプル帳より購入
加工費 3人掛け肘付きソファの張り替え加工費
@ 176,000 円(税別 160,000 円)
その他の費用
ご依頼条件にて異なる
革代、ウレタン代、送料(引き取り・納品代)
※加工費の他に上記の費用がかかりました
作業内容の詳細 座面ウレタン交換
Before & After
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before Photo11
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after Photo12
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before Photo11
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after Photo12

職人からのひと言|井ノ上 浩二
ソファ張り替え

HPをご覧いただき、3人掛けx1本、1人掛けx2本の肘付き革張りソファ張り替えの件で「お見積もりフォーム」からお問い合わせいただきました。お電話させていただき、革サンプルを持ってお見積もりにうかがいました。張り替え後も革での張り替えをご希望になり、現状の革に近い感じの革を探しましたが、色合いだけはなんとか近い革を探し、サンプルを郵送させていただきました。もともとイタリア製だそうで、革が非常に柔らかく、なめし方の違いを実感させられました。座面クッションに関しては、現状よりも少し硬めということでご依頼いただきましたので、その様に作りたいと考えております。3人掛けx1本、1人掛けx2本の肘付き革張りソファの張り替え加工費は160,000円。この他に座面クッションウレタン代、革代、引取・納品代がかかります。
 3人掛けソファは1本でした。基本的にはオリジナルのデザインを尊重しつつ、2つ仕様を変えさせていただきました。そのひとつは座面の縁を用いたダブルステッチをなしにしました。この理由は座面には腰掛ける人の体重が直接かかるため、ダブルステッチをかけるときにミシンでかけますが、そのときにミシンの針が革に穴を開けて縫っているので、この部分が切り取り線のような働きをしてしまい、この部分から切れたり、破けたりしてくるケースが多いためです。形としてシンプルなものになりましたが、長持ちいたします。

before
before Photo21
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after Photo22
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before Photo21
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after Photo22

もう一つは、肘裏、背裏の革がそれぞれ数枚の革を接ぎ合わせて出来ていましたが、せっかくの張り替えなので背裏、肘裏それぞれ1枚で型を取ることにしました。結局接ぎ合わせた方が革の枚数が節約できる場合が多いため、多くの革張りのソファではこのような方法で張ってあります。しかし、張り替えの場合はソファの数が少ないため、材料の取り都合が悪いため、接ぎ合わせなくても、接ぎ合わせてもほとんど同じ枚数の革を使用します。それならば、革の面積は大きく使った方が贅沢な使い方ですので、なるべく大きな面積を取らせていただくことにしました。

カタログNO_C373

加工内容
椅子種類/分類1/分類2 ソファ/フォーマルタイプ / 1人掛け肘付きソファ
加工内容 張り替え
数 量 2本
生地
柄/フェイス/織り プレーン / ビニールレザー
生地調達方法 サンプル帳より購入
加工費 1人掛け肘付きソファの張り替え加工費
@ 88,000 円(税別 80,000 円)
その他の費用
ご依頼条件にて異なる
革代、ウレタン代、送料(引き取り・納品代)
※加工費の他に上記の費用がかかりました
作業内容の詳細 座面ウレタン交換
Before & After
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before Photo11
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after Photo12
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before Photo11
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after Photo12

職人からのひと言|井ノ上 浩二
ソファ張り替え

お見積もりにうかがった際にソファに腰掛けさせていただいたところ、座面クッションの中身ウレタンが随分と柔らかい感じを受け、その旨をお話しさせていただきました。FUさんも同じようなお考えだったようで、特に一人掛けのクッションが柔らかいという話になりました。お引き取りの際に座面クッションのファスナーを開て中身のウレタンを見てみると、まったく違ったウレタンが使用されていました。製造のロットの関係か何かでこのようなことになってしまったのだと思われます。張り替えと同時に硬めのウレタンを使用して座面をしっかりとしたものに変えさせていただきました。

before
before Photo21
after
after Photo22
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before Photo21

この硬さというのはアラ・カワがFUさんとのお話の中で、決定させていただきました。アラ・カワは腰痛持ちですので、腰痛持ちの方のご要望の硬さは、アラ・カワが腰掛けてみて「これだ!」という硬さに仕上げていきます。使い手の気持ちになってソファを張り替えることが出来るのは”AZUMAのイス張り替え”のサイトの大きな特徴だと思います。納品時にFUさんのご主人は不在でしたので実際に腰掛けていただくことは出来ませんでしたが、後日下記の通りご感想をいただきました。

お客様のレビュー

東京都世田谷区 FU邸(個人宅)
1.張り替えの仕上がりに関するご感想

丁寧な仕事で感謝しています。座面の硬さも少し硬めにセットしてあり希望どおりでした。硬めになったため、着座位置が少し高くなったのではじめは違和感がありますが、そのうち慣れると思います。

2.張り替えを注文するまでの不安

特別不安はありませんでした。ホームページに多くの例がありましたので。ただ、革のサンプルが小さいために完成後のイメージが湧かないのも事実です。

3.アラ・カワの接客態度

とても誠実で好感がもてました。電話・メイルでの対応、直接お会いしての印象とも安心してお願い出来る印象でした。

4.その他お気づきになられた点

止むを得ないことですが、イタリヤ製のソファーに使用されている革と同じような感触の革は、日本でなめされた革では見つけられないのかも知れません。なめしかたが違うというようなことを家具屋さんから聞いた覚えがあります。革の色に関しても日本で手に入る革ではなかなか満足できないこともあります。日本の職人さんの腕がいくら良くても、思い通りの革が手に入らないのは問題です。張り替えて大切に使おうと思っていても、少し余計に予算を組んで同じものの新品を輸入したほうが満足できる、というようなことでは職人さんの技が継承されなくなっていきます。皮革に纏わる産業構造の問題ですね。

C373 FU邸 1人掛け肘付きソファ(フォーマルタイプ)張り替え後の写真1
C373 FU邸 1人掛け肘付きソファ(フォーマルタイプ)張り替え後の写真2

C373 FU邸の皆さま大変お世話になりました。
ホームページ掲載にご快諾頂き感謝申し上げます。

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