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カタログNO_C362

理髪店用セットイス張り替え
C362 KA邸 C362 KA邸 年代物の理髪店用セット椅子を張り替える

カタログNO_C362
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理髪店用セットイス
使用した生地詳細はコチラ
ニュースムース M635(メーカー:メルセン)
プレーン/本革/茶
きっかけ HPより 当社への連絡 お電話
引取方法 お持ち込み 引取日 2002-07-01
依頼加工内容 工房での作業 お預かり期間 17日間
納品方法 家財宅急便 納品日 2002-07-18
納品場所 山梨県甲府市 KA邸(個人宅)
納品住所 山梨県甲府市
ご注文回数 1 回|お客様リピート実例へ

加工内容
椅子種類/分類1/分類2 業務用椅子/理髪美容用セットイス / 理髪店用セットイス
加工内容 張り替え
数 量 1本
生地
柄/フェイス/織り プレーン / ビニールレザー
加工費 年代物の理髪用イスの張り替え加工費
@ 0 円(税別 円)
費用
ご依頼条件にて異なる
革代、座面板の製作、送料(小さな引っ越し便)
※部分的な加工の場合はその都度見積もりとなります。
作業内容の詳細 座面板がありませんでしたので製作して張り替え
Before & After
before
after
before
after

職人からのひと言|井ノ上 浩二
理髪店用セットイス張り替え

HPをご覧いただき、かなり年代物の床屋さんのセットイスの修理、張り替えの件で直接お電話にてお問い合わせいただきました。アラ・カワが不在だったために、兄弟子のオオヒラがお電話でイスの詳細をうかがって、打ち合わせさせていただきました。ちょうどKAさんの方で、東京方面へでられる用事があるということでその際にセットイスをお持ちいただけることとなりました。お持ちいただいたセットイスは、なんと木製のイスでリクライニング機能もきちんと付いている、何とも見るだけで感心してしまうほどのイスでした。張り替えよりも先にイス本体のぐらつき修理や補強をしなければなりませんでしたので、イス木地職人にお願いしてばっちりと修理してもらいました。後は私たち”AZUMAのイス張り職人”にお任せください。
 かなりの年代物だということがよく分かる理髪店用のセットイスだと思われます。理髪店用の椅子のなので手動で背もたれが後ろに倒れる、リクライニング機能が付いておりました。初めて目にする椅子に対しては、イス張りとは直接関係のない点まで気になってしまうのは、アラ・カワが職人という仕事をしているからでしょうか。さて、KAさんのお話では張り替え後にセット椅子として使用する予定はないようでしたが、お持ち込みいただいたときには座面部分がすでに木枠の状態でした(左端の写真)ので、何らかの形で座面にも張り地を張り、充分に腰掛けて使用できるように張り替えなければなりませんでした。そこで、木枠の上に革で張った座面を乗せて固定する方式をとりました。その座面の座板を型に合わせて制作した写真が左から2番目の写真です。

before
after
before
after

座面、背もたれ、頭、肘とそれぞれ革と鋲で張っているものでしたので、同様に革と鋲を使用して張り替えさせていただきました。これだけ年数が経っていると当然ですが、中身のウレタンは全て交換させていただきました。と言うよりも、中身の材料としてワラや綿などが詰め物となっていましたので、ウレタンは使用されておらず、正確にはウレタンに交換させていただきましたのほうが正しい言い方でしょう。しかし、この年代の椅子のつくりはさすが職人の仕事ですね。そのつくりのひとつひとつが充分に勉強になります。”AZUMAのイス張り職人”は「見たものを自分の技能としてすぐに使う」ことで自分の技能に磨きをかけています。ですから、”AZUMAのイス張り職人”は簡単には「出来ませ」と断言することはありません。いろいろと手を尽くすことで、イス張り職人としての幅を広げています。今回のKA邸の椅子も私たちをさらに成長させてくれました。そして、その様にして張り上がったセット椅子はKAさんにご満足いただけたようです。


C362 KA邸の皆さま大変お世話になりました。
ホームページ掲載にご快諾頂き感謝申し上げます。

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