カタログNO_C354
ダイニングチェア 座面(縫製なし)
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | お電話 |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2002-06-19 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 47日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2002-08-05 |
納品場所 | 東京都文京区 TA邸(個人宅) | ||
納品住所 | 東京都文京区 | ||
ご注文回数 | 3 回|お客様リピート実例へ |
加工内容
製造メーカー | karimoku(カリモク)社製 |
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椅子種類/分類1/分類2 | ダイニングチェア/座面 / 縫製なし |
加工内容 | 張り替え |
数 量 | 6本 |
生地 | 布地 |
柄/フェイス/織り | ストライプ・ボーダー / ジャガード |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | ダイニングチェア座面の張り替え加工費 @ 6,600 円(税別 6,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
布地代、送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 座面ウレタン交換 |
Before & After
HPをご覧いただきダイニングチェア座面張り替え(6脚)の件で直接お電話をいただきました。アラ・カワが不在でしたが、出先からかけ直し、簡単にお見積もりさせていただいたところ、その日の夜にお約束させていただき、布地サンプル帳を持ってうかがわせていただきました。お話をうかがうとご自宅のリフォームに伴ってダイニングチェアの張り替えをご検討いただいたようです。中身ウレタンの交換は硬めのウレタンに交換させていただくことになりました。ダイニングチェア座面の張り替え加工費は1脚 5,000円。この他に布地代と送料がかかります。
お引き取りにうかがってみると数日後にはリフォームに入るため、すでにリビングにダイニングチェアはなくお部屋を移動してダイニングチェアを拝見し、リビングに戻って布地をメーカーのサンプル帳の中からお決めいただきました。その際にソファも張り替えさせていただくことになり、ソファを意識した布地選びとなりました。布地はモダンなストライプ柄で落ち着いた青を基調にしているものでした。ダイニングチェアは幅が広く、ゆったりとお使いになれる大きさでした。「カリモク」社製だそうです。つくりはしっかりとしていてぐらつき等は見受けられませんでした。
座面のウレタンを硬めのウレタンに交換し、張り替えさせていただいたので座り心地はしっかりとした座面の上に腰掛けている感じがします。しかし、座板は全面が板ということではなく、真ん中がくりぬかれていて、その部分にSバネが前後方向に4本入っていました。Sバネによって15mmほど盛り上がっている座面は、腰掛けたときにその分だけ沈むことが出来ます。立ち上がると元に戻ります。このようなSバネの動きがあるので通常のダイニングチェアに使用するよりもワンランク硬いウレタンを使用しました。この上から柔らかく弾力のあるウレタンを巻いて、布地を張っていきます。その際、”AZUMAのイス張り職人”にとっては当然の仕事ですが、柄の中心が座面の中心にくるように柄合わせをして張っていきます。
カタログNO_C354
加工内容
椅子種類/分類1/分類2 | ソファ/フォーマルタイプ / 3人掛け肘付きソファ |
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加工内容 | 張り替え |
数 量 | 1本 |
生地 | 布地 |
柄/フェイス/織り | ストライプ・ボーダー / ジャガード |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | 肘付き3人掛けソファのカバーリング加工費 @ 176,000 円(税別 160,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
布地代、ウレタン代、送料(引き取り・納品代)、ルーズクッションの制作費 ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 座面クッションの中身ウレタンの交換 ルーズクッション製作 |
Before & After
ダイニングチェア座面の張り替えの件でTA邸にうかがったときに、肘付き3人掛けソファの張り替えについてもお見積もりさせていただき、その結果、ダイニングチェア座面の張り地と合わせてソファの張り替えもさせていただけることになりました。お選びいただいた布地は伸縮性が無いため、ソファの形状、木枠の形状から現在と同じくカバーリングパイプで張り替えさせていただくことになりました。座面クッションの中身ウレタンに関しては少々柔らかめのものが使用されていたので、硬めのしっかりとしたウレタンに交換させていただくことになりました。肘付き3人掛けソファのカバーリング加工費は1脚 80,000円。この他に布地代がかかります。
張り替え前はカバーリングタイプのソファでした。ソファを運び出すときに本体のカバーを外してしまいまして、そのまま写真を撮ってしまいました。クッションの柄で本体も張ってありました。さて、柄の狂いがはっきりとでてしまう大柄ストライプの布地に型の取り方、裁断、ミシン掛け、張りとすべての工程で必要にチェックを行いながら張り上げていきました。今回はストライプ柄を生かして、ソファの中心に柄の中心を合わせ、そのままソファ全体に柄を広げていきました。ストライプ以外の柄の時は座面のクッションが3コに分かれているとクッションの中心に柄の中心を合わせ、背もたれも座面に合わせた柄合わせをしていくことが多いです。その場合、大ながらでも柄の中心が3コ背もたれに浮かび上がることになります。
座面のウレタンは年数が経って柔らかくなってしまったのに加え、”AZUMAのイス張り替え”の考えるクッションの硬さより柔らかかったので、その旨を詳細にお話し差し上げ、座面クッションの中身ウレタンを硬めのウレタンに交換させていただくことになりました。しっかりとした座り心地にTAさんにもご満足いただけたようです。それに加え、ストライプの柄合わせにも感心してくださいました。今回の張り替えでは同様にカバーリングで仕上げる予定でしたが、剥がしてみたときに木枠のつくりから何とか工夫次第で本体に直接張ることも出来ると考え、TAさんのご希望だった本体に直接張る方法で張り替えさせていただきました。本体に直接張ることで、ストライプ柄のズレが生じないのでより美しい柄合わせが可能となりました。