鏡台塗り替え
カタログNO_C344
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | お電話 |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2002-06-06 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 16日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2002-06-22 |
納品場所 | 埼玉県さいたま市 MA邸(個人宅) | ||
納品住所 | 埼玉県さいたま市 | ||
ご注文回数 | 初回 |
加工内容
椅子種類/分類1/分類2 | イス以外/箱もの家具 / 鏡台 |
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加工内容 | 塗り替え |
数 量 | 1本 |
加工費 | 鏡台の塗り替え代 @ 55,000 円(税別 50,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | オレンジ色をなるべくなくして欲しいとのご要望 |
Before & After
鏡台塗り替え
HPをご覧いただき鏡台の塗り替えの件で直接お電話をいただき、お見積りフォームからお問い合わせいただきました。およそのサイズをお電話でうかがいましたので、その際にお見積もりさせていただきました。塗り替えという作業は、塗膜(塗料の膜)をある程度落として、下地処理をして、最後に塗りの作業になります。新品を塗る以上の手間をかけて、塗膜を落とすことに手間を要します。手間を要する仕事であれば、尚更、職人の腕の差が仕上がりに出ます。アラ・カワはイス張り職人なので直接塗ることはありませんが、腕の良い塗師職人(家具専門とする塗装職人)に塗ってもらっております。鏡台の塗り替え代は30,000円。この他に引き取り、納品代がかかります。
MAさんからのご依頼は長年ご愛用し続けてきた鏡台の塗り替えでした。オリジナルが飴色でツヤを出して仕上げてある塗装でした。鏡台の天板などは紫外線によって変色し、オレンジがかったような色になっていました。紫外線のよく当たっていた場所とそうでない場所の色の濃淡がはっきりとで出ていたため、塗装の職人は「こりゃあ大変だ」と言いながらもしっかりとした仕事をしてくれました。MAさんのご要望で赤みを取りたいとおっしゃっていたのでそれを塗装の職人に相談すると「じゃあ緑を吹くか」と言いながら、見事に赤みを抑えてくれました。
テーブルの天板などには熱や水分に比較的強いウレタン塗装を用いるのが一般的です。一方その他の家具の塗装にはラッカー塗装で仕上げられていることが多いものです。ウレタン塗装は表面の塗膜を全て洗い落としてから塗り替えとなりますが、ラッカー塗装の場合塗膜を全て落とさなくてもその上から塗って仕上げることができます。そのため、今回のケースのように色のムラが生じてしまっている場合、うまく塗り替えることは塗装職人の腕にかかっています。塗装職人が精一杯の仕事をさせていただいた結果、MAさんには大変喜んでいただけることができました。