ソファ部分張り替え
カタログNO_C310
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | 見積もりフォーム |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2002-04-24 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 21日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2002-05-15 |
納品場所 | 東京都千代田区 DA邸(応接室) | ||
納品住所 | 東京都千代田区 | ||
ご注文回数 | 1 回|お客様リピート実例へ |
加工内容
椅子種類/分類1/分類2 | ソファ/スタンダードタイプ / 1人掛け肘付きソファ |
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加工内容 | 部分張り替え |
数 量 | 2本 |
生地 | 革 |
柄/フェイス/織り | プレーン / ビニールレザー |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | ソファ肘部分の張り替え加工 @ 0 円(税別 円) |
費用 ご依頼条件にて異なる |
革代(肘表)、ビニールレザー代(肘本体)、送料(引き取り・納品代) ※部分的な加工の場合はその都度見積もりとなります。 |
作業内容の詳細 | 肘部分のみ張り替え |
Before & After
ソファ部分張り替え
HPをご覧いただきお見積りフォームからDA社の総務の方から応接セットの肘部分張り替えの件でメールにてお問い合わせいただきました。ちょうど翌日に東京都内に出る用事があったので、それに合わせてお見積もりにうかがわせていただきました。張り替えであれば、全体を張り替えてしまいますので、見なくてもおよその見積もりが可能ですが、部分的な修理や張り替えに関しては、その作業ができるまでの工程が多くなるもの、比較的低作業でできるものといろいろとあります。私たち職人は手間で仕事をしておりますので、手間のかかる仕事は高額に、手間のかからない仕事は安価に部分的な修理や張り替えが可能です。
DA社の革張り応接用ソファセットの肘の部分張り替えをさせていただきました。肘の前の方がこすれて革の塗膜にヒビが入り、革の地肌が露出すると水分を吸って柔らかくなり、その部分から革が破けてしまった状態だと予想できます。どうしても肘の前の方は手のひらをのせる場所なので、このような現象になりやすいのです。DA社のソファの場合、肘を張ってから本体に取り付けているタイプですので、比較的手間のかからない部分張り替えとなりました。ちなみに手間のかかる部分張り替えは、ソファの座面のみを張り替える場合です。座面は一番最初に張る場所なので、座面を張り替えるのに、背もたれも肘も剥がさなければ座面の加工ができないのです。さて、部分張り替えで難しいことがもう一つあります。それは全く同じ色は見つからないとお考えいただかなければならないことです。どこまで近い色が見つかるかというところでもあります。比較的黒い革であれば、近いものが見つかりやすいです。DA社の場合、黒とうかがっておりましたが、黒を合わせてみると紺が混ざった黒だったために、もとも近い黒い革で張り替えさせていただきました。お見積もりにうかがったときに「張り替えが高いようならこのソファは廃棄処分になるんだ。何とかして使いたいんだけどがんばってみて」とお聞きしましたが、継続してお使いいただけることになってアラ・カワもうれしく思います。