karimoku(カリモク)社製
カタログNO_C267
ダイニングチェア
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | 見積もりフォーム |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2002-02-22 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 10日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2002-03-04 |
納品場所 | 東京都杉並区 FU邸(個人宅) | ||
納品住所 | 東京都杉並区 | ||
ご注文回数 | 1 回|お客様リピート実例へ |
加工内容
製造メーカー | karimoku(カリモク)社製 |
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椅子種類/分類1/分類2 | ダイニングチェア/背付き / 背全体張り |
加工内容 | 張り替え |
数 量 | 1本 |
生地 | 布地 |
柄/フェイス/織り | プレーン / 布/平織り |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | 背付きダイニングチェアの張り替え加工費 @ 27,500 円(税別 25,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
布地代、送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 座面ウレタン交換 |
Before & After
HPをご覧いただきお見積りフォームからFUさんの息子さんがFUさんに代わって背付きダイニングチェア張り替えの件でメールにてご連絡いただきました。お引き取りにうかがった際にイス本体のぐらつきや、木部のひび割れに気付き、ぐらつきに関しては修理、ひび割れに関しては、できる範囲での修理ということで、張り替えさせていただくことになりました。座面の中身ウレタンは交換いたします。背付きダイニングチェアの張り替え加工費は1脚 12,000円。その他に布地代と送料がかかります。張り合え後は布地ではらせていただだきました。
箱根の森美術館で使用されていたものだそうで、大切にお使いになっていたそうです。お引き取りにうかがったときに曲げ木の部分が左右2カ所、ひびが入っているのを発見し、FUさんに告げました。場所が場所だけに直すことはできないと思うと正直に話しました。「張り替えても、すぐに壊れてしまったら、もったいないからどうしましょうか?」とお聞きすると、「この椅子が好きだから壊れるまで使いたい。」とおっしゃったので、できる限りの処置をして張り替えさせていただくことになりました。
座面のウレタンはずいぶんと柔らかくなってしまっていましたので、もとよりも硬めのウレタンの上に柔らかく弾力のあるウレタンを組み合わせて使用することによって、芯のある柔らかさ、つまり硬めのウレタンを作らせていただきました。FUさんはお店のレジの前にこの椅子を置いて腰掛けるので、長時間腰掛けることになりますので、なおのこと硬めのウレタンをお勧めいたしました。背もたれ木枠のヒビに関しては、隙間をあけ、ノリを入れて圧着できる範囲で固定しました。後は布地を直接木枠に打ち付けているので、布地の張力も木枠を支えてくれるはずです。ここまでの補修で何年持つか、持たせるか微妙ですが、できる範囲で力を尽くさせていただきました。あまり強く寄りかからないようにお願いしながら納品させていただきました。納品の時には、「別の椅子みたいだ」と見て、腰掛けて喜んでいただきました。