カタログNO_C236
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | 見積もりフォーム |
---|---|---|---|
引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2002-01-15 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 21日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2002-02-05 |
納品場所 | 東京都大田区 FU邸(個人宅) | ||
納品住所 | 東京都大田区 | ||
ご注文回数 | 初回 |
加工内容
椅子種類/分類1/分類2 | ソファ/スタンダードタイプ / 2人掛け肘付きソファ |
---|---|
加工内容 | 張り替え |
数 量 | 1本 |
生地 | 布地 |
柄/フェイス/織り | プレーン / ジャガード |
生地調達方法 | 在庫張り地使用 |
加工費 | 2人掛け肘付きソファの張り替え加工費 @ 132,000 円(税別 120,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 座面ウレタン補充 |
Before & After
ソファ張り替え
HPをご覧いただきお見積りフォームから2人掛け肘付きソファ張り替えの件でメールにてお問い合わせいただきました。お電話とメールにてお見積もりさせていただきました結果、張り替えのご依頼をいただき、お引き取りにうかがいました。2人掛け肘付きソファの張り替え加工費は60,000円。まだ、購入して数年しか経っていないということもあり、ウレタン等の交換はいたしませんでした。この他に送料と布地代がかかります。
FUさんの2人掛け肘付きソファは購入されてから数年しか経っていないようですが布地の汚れが張り替えようと考えられたきっかけだったようです。座面の中身ウレタンもそれほどヘタってはいませんでしたので、ウレタン交換はなしということになりました。アラ・カワが自分で使っているソファも青い布地で張られていて5年ほど経ちましたが、やはり汚れが目立つようになってきました。青という色は色焼けして白くなるのでどうしても汚れが気になってしまうのでしょうか?とはいっても青の魅力は強いですよね。
汚れやすい場所というものはほとんどの場合決まっています。座面の膝裏が当たる部分と肘上面の前の方です。FUさんのソファも同様にその部分に汚れが気になられたのでしょう。汚れに関しては、張り替えるという選択肢が最適かと思います。しかし、ソファの張り替えとなるととても手頃な値段というわけにもいきません。一度お見積もりさせていただいた後に「もう少し安く上げる方法はないか?」とご相談いただきまして、いろいろと考えた結果、在庫布地(FUさんの場合メーカー在庫の布地)を特価で提供させていただけるようにメーカーと交渉し、そういった在庫布地の中から布地をお選びいただくことで了解を得てソファのお引き取りにうかがいました。あらかじめうかがっていたFUさんのお好みの感じと、アラ・カワがメーカー在庫の布地の中で「良い布地だな」と目を付けていた布地がちょうど一致したので助かりました。
張り替えの加工の手順としては、元の布地を剥がしながらいくつかのことを確認していきます。1.どのような張り方(特に変更点がなければ同様の張り方をします)になっているか。2.肘と本体がそれぞれ張った後に組まれている場合、組み合わさって見えなくなる部分と見える部分との見極める。特に張り方を変えたり、オリジナルよりも良い張り方ができる場合は、その要素を組み入れて張り方をイメージする。イメージができればそのイメージが張り替え後のソファの頭の中の設計図となります。あとは思い描いたイメージ通りにソファの構造に手を加え、ウレタンを考え、下ごしらえをしていきます。ウレタンの下ごしらえが終わると、やっとソファ本体から型を出せるようになりますので、型を出し、布地を裁って、縫製し、張って仕上げるという工程になります。実際のところ、”AZUMAのイス張り職人”にとって頭の中に設計図ができた時点で後は手を動かしていけば完成となるわけです。作業を進めていく段取り等もすべて一緒に全体から考えますので、その時その時でも無駄な作業がありません。張り替えが完了したソファはそのイメージ通り、それ以上に仕上がっています。その結果、FUさんにも喜んでいただくことができました。
カタログNO_C236
加工内容
椅子種類/分類1/分類2 | ダイニングチェア/座面 / 縫製なし |
---|---|
加工内容 | 張り替え |
数 量 | 4本 |
生地 | 布地 |
柄/フェイス/織り | プレーン / ジャガード |
生地調達方法 | 在庫張り地使用 |
加工費 | ダイニングチェア座面張り替え加工費 @ 6,600 円(税別 6,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 座面と背もたれの下部を張り替え、座面ウレタン交換 |
Before & After
ソファ張り替え
ソファと一緒に張り替えのご相談をいただいたのがこちらのダイニングチェア4脚でした。せっかくソファと同時期の張り替えなので、ソファの布地を意識した上で布地を決めた方が良いと思い、同じ布地で張り替えさせていただくことになりました。ダイニングチェアの張り替え加工費は1脚6,000円。写真では確認できませんが、背もたれの下端に布地が張られていますのでその分の加工費を上乗せさせていただきました。
FUさんのソファと一緒にお見積もりさせていただいたダイニングチェアをソファの共布(ソファと一緒の布地)で張り替えさせていただくことになりました。ソファとダイニングチェアが同じお部屋にあるとなると共布で張るということは張り替えかオーダーメイドでしかできないことですのでお勧めしたかったですし、FUさんもそれをご希望でした。FUさんのダイニングチェアは、一見、座面の張り替えだけに見えますが、背もたれ下部も共布で張られていましたので、その部分ももちろん張り替えさせていただきました。
張り替えの工程としては、座面を本体から取り外し、座面と背もたれ下部の布地を剥がしていきます。座面に関してウレタンも剥がしたらウレタンを交換するので2種類のウレタンを座板を型にして切っていきます。2種類のウレタンというのは下に敷く硬めのウレタンと上に敷く柔らかく弾力のあるウレタンのことです。”AZUMAの椅子張り替え”では2種類のウレタンを組み合わせることで型崩れしにくい硬めの座面をつくります。硬めの座面は食事を採るという作業椅子であるダイニングチェアの機能性を高めるものと考えています。ウレタンを座板にしっかりとノリ付けし終えたら下ごしらえ完了です。この段階まで進みはじめて、布地の寸法が出ますので布地を裁って張っていきます。背もたれ部分は型を出し、縫製した後に張っていきます。張り上がったら座面を本体に取り付けて張り替え完了となります。
お客様のレビュー
東京都大田区 FU邸(個人宅)
1.張り替えの仕上がりに関するご感想
考えていた以上の仕上がりで大満足です。張地をいい物にしていただいたので、買った当時のものより、高価に見えるくらいです。
2.張り替えを注文するまでの不安
1.高い?⇒在庫の張地を使っていただいたので、予算内でした。
2.そんなにいいソファじゃないけど大丈夫?⇒もちろん大丈夫でした。
3.仕上がりはいい?(ごめんなさい)
⇒よかったです。でなければこの感想を書かなかったと思います。
4.時間がかかる? ⇒1月は比較的仕上げが早いそうで、これも予定内に手元も戻りました。
3.アラ・カワの接客態度
職人さんというと、「頑固おやじ」を想像していましたが、将来を嘱望された好青年という表現がぴったりのアラ・カワさんでした。
4.その他お気づきになられた点
自分の仕事に自信と誇りを持って臨まれている姿には、正直感動すら覚えます。今後も頑張ってください!