ダイニングチェア張り替え
カタログNO_B135
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | 見積もりフォーム |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2001-08-18 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 7日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2001-08-25 |
納品場所 | 東京都豊島区 NO邸() | ||
納品住所 | 東京都豊島区 | ||
ご注文回数 | 初回 |
加工内容
椅子種類/分類1/分類2 | ダイニングチェア/座面 / 本体張り |
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加工内容 | 張り替え |
数 量 | 4本 |
生地 | 布地 |
柄/フェイス/織り | プレーン / モケット |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | ダイニングチェア座面の張り替え加工費 @ 12,100 円(税別 11,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
布地代、送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 座面ウレタン交換 |
Before & After
ダイニングチェア張り替え
HPをご覧いただきお見積りフォームからダイニングチェア4脚の座面張り替えの件でご連絡いただきました。座面の板が割れているというお話をいただいておりましたが、実際に見させていただきましたら、加工的に板よりもゴムシートの方がイスに適していると考えご説明させていただきました。割れてしまった板をゴムシートに変えることで座り心地にも弾力が出て良くなるでしょう。(布地を剥がした時にゴムシートの方法は不可能なことがわかり、実際には新しい板に交換し補強する方法に切り替えました)お見積もりの段階では割れてしまった座板を取り外しそこにゴムシートを張るお見積もりでしたので、ダイニングチェア座面の張り替え加工費は1脚6,000円でした。実際には座板を交換することになッってしまったので本来であればその材料費をご請求差し上げるところですが、今回の場合、私がゴムシートで出来ると思ってのお見積もりでしたので特に追加料金は頂きませんでした。
木枠に直接張ってある座面張り地
NOさんのダイニングチェアのタイプは座面を取り外すことが出来ません。取り外せるか否かは椅子の木枠に直接ステープル(ホチキスの針のようなもの)で止められているかどうかで分かります。また、座面が割れていたので座板を交換することになりました。
見事に生まれ変わりました。張り替え後の張り地は布地でモケット地をお決めいただきました。ダイニングチェアとしてはずいぶんと座り心地が良くなったと自信を持って納品できました。布地のさわり具合も完成度を高めていると感じます。
がんばり屋さんの椅子
張り替え前の座面の写真ですが角の部分が擦り切れて中の木部が見えてしまっています。ずいぶんと長い間ご使用になられたようですが、大切にお使いになられていたことがうかがえます。布地やウレタンは10年ほどもったら椅子は相当がんばっている方だとアラ・カワは思います。
座面のウレタンの厚みはNOさんに了解を得て”AZUMAのイス張り替え”の長持ちさせる考え方でウレタンに厚みをもたせ少々高くいたしました。これはウレタンが粉々になってきた時に布地が木枠と直接当たるようになると切れてしまう原因になるからです。ウレタンを厚くすることによって椅子の座る部分の高さがその分高くなってしまうわけですのでNOさんに相談したところいつも座クッションを敷いて座られているとのことでしたのでこの方法を使わせていただきました。
ReChair椅子張り職人の仕事
座板の補強
椅子をひっくり返し座面の裏側を見てみると、座板が割れてしまっているのが分かります。当初、割れてしまった座板を取り外してゴムシートを張るつもりでしたが、座板を取ったときに座の枠板がバラバラになってしまいました。その状態ではゴムシートを張っても座枠を固定できないので、新しい座板を切って貼ることにしました。ここで終わらないのが”AZUMAのイス張り職人”です。どうして座板が割れてしまったのかを考え補強を考えました。人の体重を支える座板の中心を支えてくれるものがないために割れてしまったのだと考えて座板の真ん中にサンを用いました。これで椅子に乗っかったりしない限りは割れることはないと思います。