ダイニングチェア張り替え
カタログNO_B122
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | 見積もりフォーム |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2001-08-01 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 24日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2001-08-25 |
納品場所 | 東京都小平市 HI邸(個人宅) | ||
納品住所 | 東京都小平市 | ||
ご注文回数 | 初回 |
加工内容
椅子種類/分類1/分類2 | ダイニングチェア/背付き / ベンチタイプ |
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加工内容 | 張り替え |
数 量 | 1セット |
生地 | 合成皮革 |
柄/フェイス/織り | プレーン / ソフトレザー |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | ダイニングチェア張り替えの張り替え加工費 1セット 65,000円(税抜)*総額表示義務付施行前 |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
合成皮革代、ウレタン代、送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 2人掛けx1本、3人掛けx1本、コーナーx1本 |
Before & After
ダイニングチェア張り替え
HPをご覧いただきお見積りフォームからダイニングチェア張り替えの件でお問い合わせいただきました。確かにダイニングチェアなのですがL字のコーナーセットになっているので”AZUMAのイス張り替え”のお見積もりフォームには記入しづらかったと思います。座面や背もたれの中身ウレタンの厚みも通常よりも厚手になっているタイプでした。長年ご使用になられたとのことで、やはり座面のウレタンがずいぶんとへたっていましたので、張り替え時の張り地が合成皮革であることからも座面の中身ウレタンは交換させていただくことにしました。ダイニングチェア張り替えの張り替え加工費は1セット65,000円です。
キルティング
張り替え後は合成皮革を使用しますので写真右のようにアクセントとして縦に15cm間隔で入っているキルティング(ウレタンと張り地を一緒に縫いこむことでアクセントをつける縫製方法)を入れるとミシン目が切り取り線のような働きをして合成皮革が硬化した際にキルティング部分から破けてきてしまう現象が良く見られますので、キルティングなしをお勧めいたしました。
ダイニングコーナーセット!?
L字のダイニングコーナーセットと言えば良いでしょうか、ベンチタイプのダイニングチェアです。ベンチタイプの特徴としては座面と背もたれの中身ウレタンの厚みが厚いことです。クッション性がある反面、中身ウレタンの材料が重要となります。
合成皮革で張替させていただきました。合成皮革の良いところは汚れたらすぐに拭けることです。しかし、拭く時にも何点か注意する点があります。中性洗剤で汚れを拭き落とした時に薬品が合成皮革に残ってしまうと、合成皮革と裏地がはがれてしまったり、合成皮革が硬化してしまたりする原因となります。ですから、出来れば中性洗剤は使わない方がいいです。どうしてもご使用になる時には中性洗剤で掃除した後に水拭きで洗剤が残らないように良く拭き、最後に乾拭きで拭き仕上げてください。
まっすぐな2本のダイニングチェアの張り替えの工程を写真に納めましたのでご紹介いたします。椅子本体から座と背の一体になっている部分が取り外せましたので取り外し、ウレタンの交換もあるので木枠だけになるまで剥がしていきます(写真:中左)。この状態では張り替えても背中のベコベコの状態が改善されませんので、この上からテープを縦横方向にピンと張って行き、布地を被せて打ち付けた後、ウレタンを形成していきます(写真:中右)。今回は座面の中身ウレタンの交換ということで硬めのウレタンを使用させていただきました。背もたれのウレタンもずいぶんと傷んでいたのでほとんど交換させていただきました。ここまで来て初めて張り地の型取りが出来るようになります。取った型を元に合成皮革を裁断、縫製、それを張り上げて完成となります(写真:右)。
コーナー椅子の場合もまったく同じ工程をふんでおります。コーナーの場合、難しいことは背もたれ部分です。簡単に言えば、背もたれの下部と上部の横幅を比べた時に背もたれが後ろに沿っているために上部の方が巾が広くなっているのです。これを頭に入れておかないとウレタンの形成すらできません。頭に入っていても私たちにしか形成は難しいことだと思います。