maruni(マルニ)社製
カタログNO_B105
背付きダイニングチェア(背全体張り)
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | お電話 |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2001-07-07 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 14日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2001-07-21 |
納品場所 | 千葉県千葉市若葉区 TA邸(個人宅) | ||
納品住所 | 千葉県千葉市若葉区 | ||
ご注文回数 | 1 回|お客様リピート実例へ |
加工内容
製造メーカー | maruni(マルニ)社製 |
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椅子種類/分類1/分類2 | ダイニングチェア/背付き / 背全体張り |
加工内容 | 張り替え |
数 量 | 4本 |
生地 | 布地 |
柄/フェイス/織り | 幾何・抽象模様 / ゴブラン織り |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | 背付きダイニングチェアの張り替え加工費 @ 27,500 円(税別 25,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
布地代、送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 座面中身ウレタン交換 |
Before & After
HPのお客様にご紹介していただいたそうでHPをご覧くださったようです。その後、直接お電話を頂きましたが、ちょうどアラ・カワは神奈川方面へ納品で出掛けておりました。アラ・カワにとってはせっかく工場から出ているのだからということもあってそこから千葉市まで方向を変えてお引取りにうかがいました。当初は丈夫な革で張りたいということでしたが、布地、革、合成皮革の長所と短所を順を追って説明させていただいたところ、TAさんのご希望にもっとも近い張り地は布地ということになりました。しかし、布地は汚れやすいので布地には防汚加工をして汚れの予防策を練りました。背付きダイニングチェアの張り替え加工費は1脚12,000円です。座面の中身ウレタンはもともと使われていたものが”AZUMAのイス張り替え”使用するウレタンよりも柔らかいようなので硬めのものに交換いたします。
丈夫なわけ
通常よりもハイバックなダイニングチェアです。ハイバックな分だけ背中と座面の継ぎ目にかかる力はテコの原理で強くなり、ぐらつきの原因となることが多いのですが、貫と呼ばれる木が後ろ足から前足にかけてちょうどよい部分に入っているのでぐらつきなどは一切ありませんでした。
どちらかというとハイバックな背付きのダイニングチェアですが、椅子本体の木枠部分のぐらつきはほとんどない状態でした。座面と背もたれを取り外して張り替えさせていただいた後に取り付けて完成です。布地には防汚加工を後加工で施しましたので汚れにくく水をはじく機能を持たせております。さらに、柄物の布地でしたので4脚の柄合わせはぴったりと来ています。
詳細
写真左は背もたれのかさ木(頭の部分)の継ぎ目の部分がノリが切れて浮き上がってしまっております。これは張り替え時のメンテナンスの一部として修理させていただきます。写真右は座面前方の布地が擦り切れてしまっています。これは張り替えることによって改善されます。
背の頭の部分のノリが切れて浮いてしまっておりましたので、ノリを入れ直し再度締め付けて固定しました。座面の中身ウレタンは固めのものに交換しましたので座面前のしっかりと角が活きており、長期間この状態が保たれるようなウレタン選びをいたしました。