ダイニングチェア張り替え
カタログNO_B065
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | お電話 |
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引取方法 | お持ち込み | 引取日 | 2001-04-07 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 7日間 |
納品方法 | 工場渡し | 納品日 | 2001-04-14 |
納品場所 | 埼玉県ふじみ野市 NO邸() | ||
納品住所 | 埼玉県ふじみ野市 | ||
ご注文回数 | 初回 |
加工内容
椅子種類/分類1/分類2 | ダイニングチェア/座面 / 縫製なし |
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加工内容 | 張り替え |
数 量 | 4本 |
生地 | 合成皮革 |
柄/フェイス/織り | プレーン / ソフトレザー |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | ダイニングチェア座面の張り替え加工費 @ 6,600 円(税別 6,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
合成皮革代 ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
Before & After
ダイニングチェア張り替え
タウンページに掲載されているURLを参照しHPをご覧いただきお電話を頂きました。タウンページ同一エリア内ということで、ご近所だったこともあり、NOさんのお休みの日に工場までお持ちいただきました。今回、張り替えのお話を頂いたイスはダイニングチェア3脚と鏡台用のイス1脚の計4脚でした。”AZUMAのイス張り替え”では、私達”イス張り職人”のできる仕事であれば、1脚からでも張り替えや修理等行わせていただいてます。ダイニングチェアの張替え加工は1脚5,000円。”AZUMAのイス張り職人”が吟味した中身ウレタンの交換を行います。
お父様の代から使われていっるダイニングチェア
NOさんのお父様の使われていたダイニングチェアを「まだ使えるのにもったいない」とおっしゃって張り替えることをご検討いただきました。確かに木部は丈夫でイスとして十分にご使用いただけるものです。私達”イス張り職人”が手を加えさせていただければ、また長期にわたって安心してご使用いただけます。
張り替え前後の張り地は、前はベージュ系の布地で、後は”ニューソフト”という名の合成皮革(ビニールレザー)です。”ニューソフト”とはその名のとおり非常に柔らかい触りのソフトレザーです。近年のビニールレザーは、革のイミテーションとしてではなく革にはない様々な機能を持たしたものが多く出回ってまいりました。しかも、手入れが簡単ですからいいですよね。
布地からビニールレザーに張り替える際の注意点は座板に空気穴を作ってあげることです。布地を剥がし、座板からウレタンを取り、座板に空気穴を開けます。穴あけ加工を終え”AZUMAのイス張り職人”の吟味した中身ウレタンを裁断してノリ付けし、ビニールレザーを張って仕上げます。座板に空気穴を開ける理由についてはビニールレザーや革は空気を通さないので腰掛けた時に空気の行き場がなく座面の中が風船状態になってしまいます。そこで空気穴が開いていれば底から空気の出入りが自由になり、パンクして破裂することはありません。
カタログNO_B065
加工内容
椅子種類/分類1 | スツール/鏡台・ドレッサー用椅子 |
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加工内容 | 張り替え |
数 量 | 1本 |
生地 | 布地 |
柄/フェイス/織り | プレーン / 平織り |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | 背付き鏡台用椅子の張り替え加工費 12,000円(税抜)*総額表示義務付施行前 |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
布地代 ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
Before & After
ダイニングチェア張り替え
鏡台用のイス
20年近く前のデザインのイスだと思いました。構造上しっかりと作られていた時代のイスでガタツキなどは一切無く、小柄ながらにイス張りの基本や応用的な技能または考え方を要求されるイスです。このイスを張り上げることができれば飲食店などにある据え置き型の背つきベンチを大きさに関係なく張り上げることができます。イスの大小に限らず、もてる”イス張りの技能”をどこでどのように使ってよりよいイスに張り上げていくかが”AZUMAのイス張り職人”としての醍醐味です。鏡台用のイスの張り替え加工費は12,000円。こちらは木枠だけなるまではがして、”イス張り職人”が下ごしらえをして張り上げていきます。
鏡台用の小椅子ですが長期間に渡ってご使用になった様で、布地が擦り切れてしまったり、縫製部分がほつれてしまったりしておりました。中身のウレタンなども風化して粉々になってしまって腰掛けた時に木が直接身体に触れてしまっていた部分もありました。”AZUMAのイス張り替え”では木枠だけになるまではがしてそこからウェビングテープ(ゴムテープの様なもの)や中身ウレタンを交換して張り上げていきました。小さいながらもイス張りの技能を多く必要とするイスなんですよ。この仕様で大きなものは飲食店の据え置き型のベンチを想像していただければよいと思います。ああいった大きなものでも今回のNOさんの小椅子も仕事としては同じ段階を踏んでいきます。かえって小さいことでNOさんの小椅子のほうが気を配って仕事をしなければならないでしょうね。