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カタログNO_B061

ソファ張り替え
B061 FU邸 B061 FU邸 ソファにとって2度目の張り替えをご決断

お客様リピート実例
レビューを頂きました

カタログNO_B061
きっかけ HPより 当社への連絡 見積もりフォーム
引取方法 お引き取り 引取日 2001-03-28
依頼加工内容 工房での作業 お預かり期間 21日間
納品方法 納品 納品日 2001-04-18
納品場所 東京都中野区 FU邸(個人宅)
納品住所 東京都中野区
ご注文回数 3 回|お客様リピート実例へ

加工内容
椅子種類/分類1/分類2 ソファ/スタンダードタイプ / 1人掛け肘付きソファ
加工内容 張り替え
数 量 1本
生地 布地
柄/フェイス/織り プレーン / 平織り
生地調達方法 サンプル帳より購入
加工費 1人掛け肘付きソファの張り替え加工費
@ 88,000 円(税別 80,000 円)
その他の費用
ご依頼条件にて異なる
布地代、ウレタン代、引き取り・納品代
※加工費の他に上記の費用がかかりました
作業内容の詳細 座面ウレタン交換、背もたれウレタン交換
カタログNO_B061

加工内容
椅子種類/分類1/分類2 ソファ/スタンダードタイプ / 3人掛け肘付きソファ
加工内容 張り替え
数 量 1本
生地 布地
柄/フェイス/織り プレーン / 平織り
生地調達方法 サンプル帳より購入
加工費 3人掛け肘付きソファ張り替え加工費
@ 176,000 円(税別 160,000 円)
その他の費用
ご依頼条件にて異なる
布地代、ウレタン代、引き取り・納品代
※加工費の他に上記の費用がかかりました
作業内容の詳細 座面ウレタン交換、背もたれウレタン交換
Before & After
before
before Photo11
after
after Photo12

職人からのひと言|井ノ上 浩二
ソファ張り替え

HPの”お見積りフォーム”からご連絡いただきました。3人掛けと1人掛けのソファですでに一度張り替えを経験なさっているとか。また、「その際に選ばれた布地に失敗した」、「今度は布地選びから慎重に決めていきたい」というご要望でした。また、ソファの形状をフィルムに収め現像した写真を郵送してくださいました。座面と背もたれのクッション中身ウレタンの交換でさらに肘の部分のウレタンが随分と崩れている感じでしたのでその部分の交換もさせていただきました。3人掛けと1人掛けソファの張り替え加工費は180,000円。布地は飽きにくいベージュ。遠目に見るとベージュ見えます。しかし、確かに無難な色かもしれませんが良く見ると何色かの糸を使用している布地です。
張り替え経験のあるソファ
 弊社ではありませんが以前、一度張り替えられているそうです。その際は1度目の張り替えということで布地選びに失敗してしまったそうです。「一時の思いつきで決めてしまって10年間という長いスパンで考えた際に実際とイメージが重なるかどうか」、確かに布地選びは大変です。かといって「無難な色過ぎてもつまらない」その葛藤だと思います。

before
before Photo21
after
after Photo22

3人掛けの肘つきソファの張り替え前後です。座面の置きクッションは横になれるように元のデザインをそのままの長いクッションを作りました。今回は座面、背もたれの置きクッションの中身ウレタンを交換しましたので全く違った座り心地をご提供させていただきました。これから先堅めの座面の方が立ち上がりが楽になる一方、長時間腰掛けていても疲れ難いソファに仕上げさせていただいたつもりです。ソファは柔らかく包み込んでもらっていうような感じが好きな方も多いとは思いますが、年を重ていくと柔らかい座面に座った時のお尻の床からの高さは低くなり立ち上がりに苦労される機会も増えてくると思われます。そういった意味で張り替えの際には堅めのクッションを作らせていただいております。

before
before Photo31
after
after Photo32
before
before Photo31
after
after Photo32

1人掛けの肘つきソファです。よく見ると背もたれのクッション部分の形が張り替え前後で違います。形を長方形にすることでクッションの表裏をなくしました。どうしてもソファの場合一定の箇所だけが使用されがちです。そのためにせっかくの置きクッションを利用しない手はありません。その分布地はかかりますがクッションを裏表使えることでクッションが一方向から決まった力で圧力を受けることを防ぎ、中身ウレタンが長持ちします。布地の汚れも裏表を使ってこまめに交換していくと2倍きれいにご使用できます。こういったご提案もさせていただいております。

ReChair椅子張り職人の仕事

1.ソファの中身ウレタン
 ソファの中身ウレタンは随分やわらかいものを使ってありました。肘に至っては私の考える下拵え(ウレタンの形成までの作業)と少々違っていたため、加工方法を任されている以上しっかりとした下拵えをさせていただきました。写真左は布地をはがした状態と肘部分のウレタンを外した状態です。写真右はウレタンまですべてを取り外した状態です。
2.ウェービングテープ張り(座)
 下拵えには順番があります。木枠(写真左)にウェービング(ゴム)テープを打ちつけ(写真右)ます。

東京都中野区FU邸|ソファ 椅子張り職人の仕事(1)
東京都中野区FU邸|ソファ 椅子張り職人の仕事(1)

3.座面の下拵え
 かぶせと呼んでいますが布地をウェービングテープの上から打ち付けます(写真左)。このときかぶせをする意味はウェービングテープ間の隙間にウレタンが食い込みボロボロになってウレタンとしての機能を失ってしまうことを防ぎます。最後にもともと使われていた座面のウレタンを使いました。ただし、座面の前方部分は少々高さがあった方が座り心地が良くなるので10mmの厚みを追加しました(写真右)。

東京都中野区FU邸|ソファ 椅子張り職人の仕事(3)
東京都中野区FU邸|ソファ 椅子張り職人の仕事(3)

4.テープ張り(背もたれ)
 背もたれの下拵えも座面同様の工程をふみます。木枠の状態(写真左)に背もたれ用の柔らかいウェービングテープを用いて縦方向に緊張感を持たせます。(写真右)
5.背もたれの下拵え
 その上から布をかぶせます。その上にもともと使われていた背もたれのウレタンを付けるわけですが、この際に長年使用されへたっている部分の下にウレタンを補充して元の状態以上に仕上げていきます(写真右)。

東京都中野区FU邸|ソファ 椅子張り職人の仕事(5)
東京都中野区FU邸|ソファ 椅子張り職人の仕事(5)

6.テープ張り(肘)
 肘の下拵えも座面、背もたれ同様ですが、肘にはウェービングテープは使用しません。張りを持たせるためのナイロン製のテープを縦横方向に用います(写真右)。
7.肘の下拵え
 その上からかぶせをします(写真左)。このかぶせのない下拵えでは肘部分の寿命が全く違います。既製品の中には良く考えられテープやかぶせの工程に厚手のボール紙を用いている場合もあります。”AZUMAのイス張り職人”張り替えでボール紙を使う際にも縦横方向のテープを張ってからボール紙を打ち付けます。常により良い仕事(新品以上の仕事)を心がけております。最後に型の崩れにくい下拵えにするために考えてウレタンを形成していきます(写真右下)。

東京都中野区FU邸|ソファ 椅子張り職人の仕事(7)
東京都中野区FU邸|ソファ 椅子張り職人の仕事(7)

8.ソファの脚の修理・1
 幸いなことに張り替えを機にソファの脚部分のぐらつきを発見しました。修理前の写真をご覧いただきますと確かに木部と木部の間に隙間が見えます。その隙間の原因を突き止めていくと原因がわかりました。”ヒキドッコ”という金物を使用して落とし込んでいく方法で固定されていましたが、金物がゆがんでしまったのがわかります。ゆがんだ金物を叩き込み元に戻して固定しました。その後に内側から角木を打ちつけてこのようなことが起こりにくいように補強いたしました。
9.ソファの脚の修理・2
 せっかく張り替えさせていただいても4,5年で脚が壊れてしまったら何の意味もありませんので安心して長期間ご使用いただきために修理させていただきました。金物がゆがんでしまった原因はソファをひとりで引きずりながら横移動などをしてしまったことだと考えられます。お部屋のお掃除などでしょうがない場合も”家具スベール”などを使用するなどして、基本的には2人で移動されることをお勧めいたします。

東京都中野区FU邸|ソファ 椅子張り職人の仕事(9)
東京都中野区FU邸|ソファ 椅子張り職人の仕事(9)

お客様のレビュー

東京都中野区 FU邸(個人宅)
1.張り替えの仕上がりに関するご感想

前回の張り替えで失敗した布地選びには少々気合を入れ、荒川さんのご意見をいただきながらサンプルから家族全員の合意を得て決めました。飽きが来ないように無難なものにしましたが、それでも小さいサンプルと本体とでは感じが違うだろうと納品日はドキドキしていました。けれど、一目見て「大成功!」。おおいに気に入ってます。荒川さんご自慢の固めの座面は、なかなか良いです。かなり堅いので、1週間経ってまだちょっと違和感ありですが、もともと固めが好みでもあり、座るよりも寝転ぶことが主のソファなので、GOODです。寝転ぶことを重視して座面の奥行きを多目に取っていただけたのもありがたい。残念だったのは、ソファの脚(?)が弱っていると荒川さんから宣告を受けたことです。確かに動かす時には一人で引きずっていましたので、自業自得ですが、骨組みはしっかりしていると思って張り替えたのに、実は骨組みに問題ありとわかったわけで、むむむです。せっかくなので、年寄りをいたわる気持ちで大事に使います。

2.張り替えを注文するまでの不安

椅子の張り替えをやっていただけるところをイエローページで探したりしたのですが、情報がないと決めようがない。それで、インターネットではどうかと試してみたら、荒川さんのところがみつかりました。実績付で力を入れているなあと関心しました。次の心配は、HPには力を入れているけれど、本業の方は大丈夫かしらでした。ですが、HPの中身には仕事に対する自信と誇りがにじみ出ていましたし、メールのやり取りで行けそうな気がしてきましたので、思い切って発注することにしました。

3.アラ・カワの接客態度

お会いして、とても気持ちのいいしっかりした方でしたので、ほっとしました。そして「接客」をかなり意識していることが玄関の出入りの仕方一つでも感じました。

4.その他お気づきになられた点

納品の時には荒川さんのお話をもっといろいろお聞きしたかったのですが、こちらも家事の都合があったりして、事務的に終わらせてしまったことが心残りです。商売繁盛は間違いないと思います。たくさん良い仕事をしてください。どうもありがとうございました。

B061 FU邸 3人掛け肘付きソファ(スタンダードタイプ)張り替え後の写真1
B061 FU邸 3人掛け肘付きソファ(スタンダードタイプ)張り替え後の写真2
B061 FU邸 3人掛け肘付きソファ(スタンダードタイプ)張り替え後の写真3
B061 FU邸 3人掛け肘付きソファ(スタンダードタイプ)張り替え後の写真4

B061 FU邸の皆さま大変お世話になりました。
ホームページ掲載にご快諾頂き感謝申し上げます。

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